巴御前  | 萬日記 ガラクタ部屋とも云う

巴御前 

木曾義仲に関する出版物は是だけあるのですね~
壮観です。
http://www.rr.iij4u.or.jp/~komao/syuppan.html

巴御前の物語は正史には見えず、主に平家物語と数多くの異本(源氏盛衰記など)の中に語り継がれてます。

最も巴御前を有名にしたのは井上靖の「兵鼓」(文春文庫)で
片手に恋を、片手に剣を、馬にまたがった巴御前の勇姿を印象付けています。

「色白く、髪長く、容貌が真(まこと)に美しい。

しかも屈強な荒馬乗りで、どんな難所でも乗り下し、弓矢打物(太刀・長刀の類)を取っては、いかなる鬼神にでも立ち向かおうという一騎当千の勇婦である。

だからいざ戦(いくさ)といえば、上等の鎧を着せ、強弓太刀を持たせて、一方の大将に充てたが、度々の功名にに肩を並べる者もなかった」
(平家物語)


こう描写される巴御前は平家物語の中では木曾最後の段に登場します。

平家を京から追い落とした勇猛な武将で、巴が愛した木曾義仲が、刃尽き、矢折れ討ち取られる場面にて、最後まで従者として付き添い、敗残の身である義仲の為に奮戦し、天晴れな武者振りを披露します。


巴と義仲の関係を語るには源平争乱の時代説明は欠かせないと思うので少々書きます。

木曾(源)義仲は平安末期の武将で、その名の通り木曾の地で育った。
北関東に勢力を伸ばした源氏の名流、源義賢(よしかた)の息子だが、二歳の頃に父義賢は同じ血筋の源義平に謀殺され、木曾に勢力を張る乳母の夫、中原兼遠に引き取られ育った。

 巴の出生については平家物語の異本ごとに若干の違いがあるが、彼女の記述が充実している源氏盛衰記に倣い中原兼遠の娘とされている。つまり義仲と巴は乳兄妹ということになる。

「平家物語」諸本の中で最も古いものには、巴は幼少の頃から義仲と一緒に育てられ、義仲の組打ちの練習の相手にしても一歩も引かなかったので、平時は及ばず、戦時に於いても身近に仕えさせたとい記述されている。
年齢については義仲より2歳から8歳年下と諸本分かれているが、一般的には「源氏盛衰記」「吾妻鏡」の二つ年下が固定している。




 当時の武家にあっては、当主の息子だけでなく親類縁者の息子も領主の元に集められ、子供集団として纏めて養育される習慣があった。こうして、同じ釜の飯を食い、成長した子供らは強い連帯感を持ち、信頼できる「家の子」として、領主に従えた。
 巴は木曾の裕福な在郷領主、中原兼遠の実子ではなく、養女だった可能性も強い。(血縁ですらなかった可能性もある)
巴「御前」と呼び習わされた事から、出自は白拍子だったのではないかという説もある。
 しかし、同じ子供集団の中で共に学び、遊び、ときには喧嘩し、兄妹同様に育てられた巴だからこそ、中原兼遠の娘と呼ばれた。
(義仲の右腕として義仲に殉じた今井兼平も同様である)
やがて成長した巴は主筋である義に愛妾として仕えたが、それだけには留まらず、有力な武将としても義仲を支えた。

この辺あたりを弄ると面白いかも・・・(以下妄想)

正妻を迎える件(くだり)で

最愛の男を自分ひとりのものに出来ないもどかしさで悶々としながら、巴は男勝り故に、人前では思い切り強がって見せ、一人山に登って月を眺めつつ泣きながら笛を吹くというのはどうでしょ・・・

 後ろには後を追ってきた義仲が何時の間にかいて、巴を後ろからそっと抱きしめるとか・・・


うーん・・・でも確り考証すると

源氏の血を引く娘と婚姻の儀を迎える辺りは巴と義仲の間には八歳の義高がいるので

この時点で巴には乙女の香りが糠味噌臭く(ry


その後の活躍は彼方此方にバンバン書かれてますので弄りません。

(このサイトは短く纏めてあって笑わせて頂きました。)
http://hagakurecafe.gozaru.jp/4tomoegozen.htm



今回、調べて思ったのですがサイト構築している皆さんは言葉の額面どおりしか受け取って居ないのが少々残念です。

あの言葉に木曽義仲の優しさが込められているんです。

男の見栄のようですが、もしこのまま付いて行ったとしたらどうなるでしょう?
一緒に殉ずるなら兎も角、巴が義仲の前で殺されるという事もありますし、

実際問題義仲が殺され、

巴がそれを見、

残された巴は陵辱された挙げ句の果てに殺される事がある訳です。

痛いめに合わせられたからこの侭では済さ無いという思いと、
女がてらに武器なんか振り回しやがって懲らしめてやる、
という邪な思いが交錯したらどうなるか?

男の場合は首を切って終わりですが、
女の場合命の他に奪える尊厳がある為、(しかも巴だったら美しい故、尚更)それを奪い尽くされます。

反対の立場だったら(注 悪魔の声

酷い目に逢わされ、俺のプライドをズタズタした女め!

貌が可愛いからって好い気なるなよ。

こんどは俺がお前のプライドを踏み躙ってやる。

どうだ裸にしてやった、犯してやった・・・

という妄想を抱かない方がおかしい。



そんな地獄に放置したいとは男だったら思いませんもの・・・



生と死の瀬戸際故に男は自分の種を残したがり、戦場では男は殺され女は犯されるのはある意味日常茶飯事なので、強姦、輪姦などは巴も傍目で観ていると思います。
まあ、それ故に敵を跳ね除ける膂力があるうちにせめてもう一太刀暴れたいと思う巴を見ながら、義仲は巴のことを慮り別れの機会を窺っていたと思う訳ですね。