ジークフリートの質問6-1追記(ミクシー内転載記事01)
追記
意外と見落としがちなジークフリートの小鳥の消失について。
劇場では殆ど活躍しない小鳥ですが、わたしはこの小鳥を母親の霊が乗り移った、もしくは支配していると考えます。
メルヘン調で考えればお節介焼き(親切ともいう?)の存在として極有り勝ちなお話しですが、小鳥のミーメに対する殺人教唆とか、我子の行く末を考えてのお節介と考えれば合点が行くのではないでしょうか?
つまり小鳥にとってはミーメとは何の関わりが無いく、ただジークフリートが危ないという事を考慮に入れ、ジークリンデがミーメの都合によって殺された(これは私見ですが)と考える事とリンクすると極めてすんなり理解できると思います。
ミーメの殺害がジークリンデ(母親)の願い(もしくは復讐)であり、彼がジークフリートによって殺されたことを大いに喜ぶ歌を歌い上げる小鳥の存在によって、この殺人がどうしても必要で、ジークフリートがこれに関し後悔の念が起きる前に「大丈夫、貴方は正しい事をしたの。後悔しないでね」という女性らしい、母親らしい心使いが見える気がします。
尤もジークフリート第一幕第二場でミーメの命は無くなっている運命が既に決定されているのですけれども。
だからこそ死者の命を刈る鴉の存在によって小鳥は消えていくわけです。
炎の洗礼儀式前には余計なものを一切禊祓うということで考えると、ここで母離れということも考えられます。

