ジークフリートの質問6(ミクシー内転載記事01) | 萬日記 ガラクタ部屋とも云う

ジークフリートの質問6(ミクシー内転載記事01)

第三幕第二場


ある意味指環四部作の中で最大のシーンかも・・・
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どちらかというとワーグナーを研究している方々はオイディプス王の話の類似性を挙げ、このシーンはラーイコス王((オイディプスの実の父親、その時点ではオイディプスはコリントス領主のポリュボス王の息子思っていた)と道を譲る、譲らないで、喧嘩となり、ラーイコスを殺してしまう。)とヴォータンを重ねていますが、


ここではあえて異論を唱えたいと思います。

少年から男、そして自立という手順に於いて親殺しはすでに終わっています。

此処は魔物との対峙、つまりスフィンクス(超自然的なもの)との対決と位置付けたいと。
(じゃファフナー何だったんだ?という突っ込みに対しては気分的には単なる通過点で、指環の正常な(!)譲渡シーンではなかろうかと・・・)


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ジークフリートは神と対決し、神を降してしまいます。

嘗ては砕かれた剣がジークフリートの肉体と指環の力の後押しで世界契約の槍を砕いてしまいます。
ジークフリートに神々の遺産を渡したいが、かといって神の矜持を棄て、其の侭譲る訳には往かないヴォータンの胸の内とジークフリートの怒りが噛みあった結果です。

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世界契約が切れ新たな新秩序としてジークフリートの誕生のシーンです。
 かくて神々の存在はジークフリート次第で追従してしまう一族と化してしまいます。