一応主人公(?)ゲイです。

もう1人はノンケですが。
ですが、ですね(意味わからん)


因みに頭の中では、主人公その2の未来の話もあって、

彼は主人公のような道は歩みません。
要はBL小説として書いたものではありません。


しかし、どのような形であれ、そういうのが苦手な方はUターンで。


逆に好きな方もUターンの方がいいかもです。


あと、語り口調子だから会話文ほとんどありません。




では、/平気な方だけ……!!!







みんな俺を気持ち悪いと言う。
それは恋愛対象として、同性しか愛せない俺を『異端児』だと、今俺の周りにいるやつらはそう認識するから。正確には、あるヤツがそう言い始め、ある者はそれに便乗する形で、またある者は言い出したヤツに目を付けられたく無いからそいつに合わせるために、そうした感情をぶつけてくる。
しかし世界はそれ程残忍でないらしく、俺にはちゃんと付き合って1年強の『彼氏』がいるし、今まで知り合いカミングアウトした、又はなぜか見抜かれた人の内、3分の1位の人は分かってくれるので言われること自体は構わないと思っていた。
……唯一嫌だったのは、俺を愛してくれる彼氏が、今の環境を心配してくれるのだが、それに安心させられる返しができないこと位だ。
――ある日転校生がきた。金髪碧眼……なわけではもちろん無いが、焦げ茶色の短めなの髪に整った鼻、目、口、それから眉。彼氏が好きそうな顔だなぁとぼんやり考えていたら、案の定俺を気持ち悪いと言った男はニヤニヤしながらその転校生に言った。
「お前の目の前に座ってる眼鏡、ホモだから特にケツに気をつけろよ」
何人かは下品に笑い、それ以外のヤツらはすまなそうに目を伏せる。
またか。と半ば呆れていたら、その転校生は「俺バイだから構わないっスよ~」とのんびりと答え、笑っていたヤツラはすっかり戸惑いだした。俺はと言うと、寛容な人が来てくれたなと、いつも誰よりも俺の独りカナシイ学校生活を心配してくれる彼氏を安心させられる材料ができたことに感謝していた。
数日たって、俺はその転校生とかなり親しい仲になった。いつも独りで食べていた弁当を一緒に食べる相手ができた。ペアを作る時、独り余らなくなった。要はやっと普通の学校生活をになった気がした。
そいつは器用な性格なのかはたまた人柄自体が魅力的なのか、バイ宣言をし、例の男らを戸惑わせたのにも関わらず、その男らとも仲良くやっているようだ。むしろ俺への風当たりも弱くなった気がする。
――そんな風にそいつによって学校生活が変わったことに感謝して過ごしていたある日、俺はずっと気になっていたことを思い切って聞いてみた。バイ宣言をしていたが、どれ位の割合なのか。
しかし世の中聞かない方がいいこともあるらしい。俺はすぐ自分が質問したことを後悔した。
……きっと性格のいい、そいつだから、そいつが新しく相手を見つけることができたら、また今まで通り罪悪感無く普通の友達として接し合えるはずだ。質問してしまった今ですら強制することも無く、むしろこちらが戸惑ってしまった位『普通の友達』として接してくれる。
だから俺は尚更悲しかった。自分が孤立させられた時よりもずっとずっと悲しかった。そいつは無意識にも俺の生活環境を良くしてくれるのに、俺は意識してもそいつに何もできなかったのが。

『あー、実は俺偏見は全く無いけど自分自身はバリバリノンケなんだよね。けど自己紹介ん時一目惚れ、てかなんて言うかお前に心惹かれちゃってさ』
『……え?』
『あ、いやいや、気に入られたいから近づいた、とかじゃ断じて違うから、怒んないでくんない?』
『ちが………ご、めん………』
『いや、気にすんな。むしろ、悪いからって避けてくれるなよ。そっちの方がいっそイタいからさ』
『……うん。俺で良ければ………』
『ちょ、ホントいきなりごめんな。けど隠しておいて後でバレるよりいいかなって思って』
『……うん…………』
『気にすんな。俺こう見えてしっかりちゃっかり新しい恋見つけるヤツだから』

……友達なのに。初めての、腹を割って話せるヤツなのに。
初めて……なのに。
恋愛で無く、友情がこんなにも切ないとは、願わくば知りたくなかった、と言ったら、きっとお前に怒られるだろうが、しかし結局俺はお前に何ができたであろうか。