
恋人が他界した悲しみを引きずる立花明海(金井浩人)は、一冊の古本を通じて大滝あかね(池脇千鶴)という女性と知り合う。いつも笑顔を絶やさず、前向きな姿勢の彼女に、時間も命と同じように限りがあるのだと教えられたのを機に、自分を見つめ直していく明海。やがて明海は、あかねに恋心を抱く。一方あかねの恋人の木場裕二(安藤政信)は余命宣告を受けていた。 (シネマトゥディより)
池脇千鶴がテレビに出てた時にこの映画のことを話してて…
全くノーチェックだったのですが、偶然にも近くの映画館で上映~。
タイトルの印象とは違って…
案外、重い作品でした。
恋人を亡くした駅員の明海と、死に直面している恋人がいるあかね。
見えるものをきらきらとさせるために心に眼鏡をかけるというあかねは、
そうしていないと心を保てなかった…
…ということに気付いてからは、なんか笑顔が苦しく見えて。
恋人の死を「もう大丈夫」と強がる明海もずっと痛々しくて。
今ある日常がどれだけ幸せかということを…気付かせてくれる。
「自分の人生を愛せないと嘆くなら、愛せるように自分が生きるしかない」
「時間は命と同じだから、もたもたしてると命時間切れになっちゃう」など…
結構、ずしんと来る言葉が印象的だったな~。
裕二が、「死にたくない!」「あかねの1番でずっといたい!」と言っていたのも、人間っぽくて、心に響きました。
そして、その時の明海も…。
やっと自分の思いを吐きだせて、泣けた…んじゃないかな。
明海を演じた金井浩人くん。
新人なんだそうですが、彼のせつない演技がなんかよくてね~。
中村倫也くんを初めて見た時を思いだしたな~。
これからまたいつか、彼をスクリーンやテレビで観れたら嬉しいな。
池脇千鶴、安藤政信は相変わらずの安定感。
駅員の女の子が、「半分、青い」のリツの彼女役の子だったり、
新聞の落とし物の人、山本浩司がなかなかよくて、
駅員の女の子と心が通じたところとか、なんかじーんときたな。
そうそう、石倉三郎の使い方がめっちゃ贅沢だった!
ほんの一瞬だったもん。
1つだけ、残念だったのが、富士山が雪かぶってたこと。
夏のシーンなのに、富士山は雪かぶってないでしょ。
上だけじゃなかったよ。全体が白かったの。
船橋あたりから富士山を拝むには、確かに冬の方がよく見えると思うけど、
あれはちょっと残念だったかな~。