読書の秋ですよ~。。。

秋の夜長に、簡単に読めて、じんわりくる絵本はいかがですか?

またまた、林明子さんシリーズです

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仕事中、ふとこの絵本を見つけ、短大の頃にタイムスリップしました
この絵本は、履修科目のピアノの講義で、卒業発表の題材に使った絵本です

こんはあきのおばあちゃんが作ってくれた、きつねのぬいぐるみ
こんはあきが赤ちゃんの時からず~っと一緒。

そんなある日、こんの腕がほころびてきたので、あばあちゃんに直してもらいに、さきゅうまちへとふたりででかけます

その途中、数々のハプニングが・・・
そのたびに、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」とあきを心配させまいとするこんの思いが切ないです

たとえ、犬にくわえられて、埋められたとしても・・・

こんというぬいぐるみに守られているあき
とっても不安だけど、こんといると、安心感がもてる・・・
今思えば、私はなぜこんな難易度の高い絵本を卒業発表になんか選んだのでしょう

あの時の私は、この絵本の雰囲気だけで気に入り、絵本の内容なんかちっとも読みこんでなかったと思います。。。
この絵本をあんな私の技術のピアノで表現できるような、生易しい絵本ではありませんでした

今なら、ピアノなんか使わなくとも、感情や思いをたっぷり込めて、子ども達に読んであげられると思います
それでも、これからもますますこの絵本も新たな発見が日々あって、私のこの絵本への感情もかわっていくかもしれないけど。


私の大好きなページ、その1

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さきゅうまちに着いて、さきゅうが目の前に広がる・・・
こんなちっぽけなページの中なのに、さきゅうってなんて雄大で素晴らしいんだろう!って吸い込まれそうです

私の大好きなページ、その2

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犬に埋められたこんをあきがおぶって、おばあちゃんの家に急ぐシーン
こんな状態でも、こんはあきに「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と語りかけます
夕日と、海と、砂丘と、こんの痛々しい言葉。。。
思わずこの言葉に涙がでてきます

私は、泣いていることをヨウヨウに知られないように、絵本にかいてあるちっちゃい字のように、小さい声で「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と読みます

でも。。。
なんとかあきは、おばあちゃんの家にたどりつき、こんをおばあちゃんに直してもらいます

でも電車にはさんだしっぽは、おふろに入らないと直らないことを知ると、こんは「いやだ、いやだ」と逃げだしますが、おばあちゃんにつかまえられて、みんなでおふろに入ります

最後はこんが「いやだ、いやだ」とかわいらしい面もみせてくれて、みんなでお風呂・・・というほのぼの。

この微笑ましいラストが私の心を和ませます


この絵本も林明子さんの遊び心がところどころありますよ
探すのも楽しんでくださいね



             『こんとあき』 林明子 作 福音館書店