9月19日~24日まで、新宿SPACE梟門で行っていた舞台、「あのコになれないっ!」が無事に千秋楽を終えました。
約一ヶ月間稽古を重ね、迷いながらもなんとか本番までに形にすることができました。
本当に素敵な舞台でした。ご来場して頂いた皆さまの感想をみても、概ね良かったと言ってもらえて本当に嬉しかったです。
私は今回ADの役を頂いて、最初の頃はADという仕事がどういうことをするのかとか、漠然としすぎていて全くADとして動くことができませんでした。
それでも回りの役者のかたがアドバイスをくれたり、自分でも調べたりするうちになんとなく、役にハマっていくような感覚を得ることができました。
自由で全然話を聞いてくれない監督に、イライラしながらも撮影についてきて、撮影も思うように進まず、だけど最後に東京に帰る、というシーンで「これが自分の天職だ」と言い切った監督に、私はあの瞬間ようやく少し監督を見直すというか、尊敬に近い感情を感じました。
たぶん東京に戻ったらそんなこと忘れてしまうくらい小さな気持ちだけど、AD石原はあの瞬間、自分も夢に向かって歩き出す決意をするのかなぁと。
あのシーンは全体的に大好きなシーンです。
ちなみに全く関係ない裏情報ですが、ADのあのカバンの中にはアルフォートが入っていました。笑
監督に怒らせてむしゃくしゃしたときに食べるんです。笑
そしてこの座組は私も含め舞台経験の少ない人が多くて、かなり苦戦しながら作りあげていった舞台でしたが。
最後に友池さんに「いい座組だった」と言わせたのはこの人たちのおかげではないでしょうか。
W主演のお二人、春野恵さんと渋木美沙さん。
二人とも今回が初主演だったようですが、座長として皆を引っ張っていってくれたり、率先して裏の仕事を手伝ってくれたりしました。
お二人の人柄が素晴らしいからこそ、皆がついていったんじゃないかなーと思います。
そして私が一番お世話になった、今回演出家助手的なポジションを担当してくださったトクダタクマさん。
裏の仕事を私がやる係りだったんですが、本当に何もわからないことを一から丁寧に教えて頂きました。新人が多いなか、皆のリーダー的存在で積極的に皆に声をかけたりしてこの座組を盛り上げてくれました。
そして演出家、脚本家としてたくさんの指導をしてくださった友池さん。
なぜか皆に人生相談をされていたり(笑)本当に気さくで優しい、演出家としてだけでなく、それ以上に私達にとってかけがえのない存在でした。
今回、友池さんの作品に出られたことを本当に幸せに思います。
舞台は終わってしまったけど、私達はまたどこかの舞台に立ち続けます。
何かのご縁があって知り合えた総ての方々へ、今後も私達を支えてください。
もっともっと、上へいけるように
素敵な時間をありがとうございました(♡˙︶˙♡)
またどこかで会えますように♡
AD 石原聡美役 卯月まゆか