中国の北京には、現在「北京首都国際空港」という巨大空港があります。
年間旅客数でいうと、1位はアトランタで約10,4000万人、2位は北京で約9,400万人、3位はドバイで約約8,400万人、4位がロサンゼルスで約8,100万人、5位が羽田で約8,000万人。大きさでいうと、1位がドバイで2位が北京になります。
しかし中国は今年下旬から南方へ46kmの位置の新空港「北京大興国際空港」(北京首都第二空港)も稼働させることになりました。この新空港、現在1位のアトランタを超える規模の年間旅客数に対応しています。結果、北京の2つの空港で2億人の利用客になると見込まれれています。これはアジアにおいてものすごいインパクトです。
今の空港は中国国際航空やANAなどが加盟するスターアライアンス系、新空港はスカイチーム系の航空会社と棲み分けもされるので、空港間の移動はあまりないと思いますが、現在の空港と専用高速道路も作られるので空港間移動も便利でしょうし、都心部への地下鉄も作られ、中国観光にも便利でしょう。
私は5位までの空港すべてに行ったことがありますが(ドバイも拡張した第3ターミナルを利用しました)、北京空港、特に最新の第3ターミナルは空港内の移動動線が非常によく作られています。簡単に移動できる上、移動する時間をあまり感じさせない視覚効果が施されています。
新しくできる北京第二空港は「ヒトデ」という名称がつけらえれて、ヒトデのように中央から6本伸びています。ターミナルビルの中央から最も遠い搭乗口まで徒歩8分以内という非常に機能的な設計です。設計を担当したのは、日本の新国立競技場のデザインコンペでも話題になったザハ・ハディドさん(故人)。中国は、思い切って投資したのです。
日本は、成田空港にLCC専用ターミナルができたり、東京都心上空ルートを検討するなどを考えていますが、なかなか大規模な戦略が打ち出せていません。 例えば、2010年に開校した茨城空港(百里飛行場)。成田空港と鉄道で結んで実質的に成田空港のターミナル的な扱いにしてしまえば国際ハブ空港にもなれたでしょう。 オリンピックに向けて羽田空港も24時間化しましたが、そもそも深夜早朝に羽田空港へ行く鉄道がありませんし、国際ターミナルは24時間営業のお店も限られていて出国審査後にあるトランジットホテルもかなり不便です。そもそも国際線乗り継ぎの旅客はホテルへアクセスさえできません。 ここにつくれるからつくってしまった、という感じが否めません。