人のいないまち、ということ。 | SSS通信 in Blog

人のいないまち、ということ。

魔法少女モノにハズレ無し。


と、イキナリ弁解の余地のない発言から始まってしまいましたが、
誤解しないでいただきたい。

これはアニメについて言っているのでございます。

………。アレ?



いやっ、あのっ! これはっ!!

サリーとかモモとかドレミとかなのはとかそういうのを言っているのではなくて!!

は、話を! 今一度はなしを、俺の話を聞け! 聞いてくれ! 5分だけでもいい!!



つまりアレだ。私が言わんとしているのは、魔法少女アニメを観ても許される低年齢から、許されない大きなお友達層まで幅広くターゲッティングにされた普通の魔法少女アニメではなくて、
ハナっから製作者側が大きいお友達層のみにターゲットを絞った魔法少女モノの事を言っているのでアルよ。

ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルてしかり。
大魔法峠しかり。
マジカルハロウィンしかり。 ※パチスロは18歳未満は遊戯できません。
魔界城しかり。 ※世界の岡崎産業作。

さて、そんな自他ともに認める魔法少女マニアの私ですが、
こないだ自分の魔法少女ライフに新たな歴史が一ページ刻まれました。

仕事場でひっそり目に飛び込んできたあるDVD。

「奥さまは魔法少女」



人間30にもなると(まだ29ですが)、若いころとは嗜好が変わってくるもの。
人妻って言葉に反応するなんて、10年前では考えられなかったな~。

人妻×魔法っ子という甘美なる響きを地上波でという冷静に考えないと素敵なコンセプト、
27歳のヒロインに魔法少女という冷静に考えてしまうと何をターゲットにしているのか分からない謎の設定、
ニッチ魔法少女ハンターの血が騒いだのは言うまでもありません。
きっと私のような人の為にあったアニメだと思い、久しぶりにアニメに興じる決意をマニフェストを公約をいたしました。

考えてみれば今年観たアニメはナースウィッチ小麦ちゃんだけであって、2つとも魔法少女モノなわけか…。

……俺よ……。


全話ストリーミング配信で1000円しないというのは素晴らしい事だとおもう2005年の作品。結構古いなー。

ちゃんと変身シーンがあったりするのだが、とにかく無駄にブルンブルンしてて
予想以上に「なんなんだこれは」という感情が高まり、魔法少女ハンターとしての格がまた一つ上がった気がした。


そして見れば見るほどこの設定、

ちゃんと売れる公算はあったんだろうか?


と思わざるを得ないのは視聴者として必定の気持ちだろう。


で、一気に視聴して思い出に残るシーンといえば!

・ウメケンマンボというマツケンサンバをリスペクトした謎の踊りが劇中で展開される
⇒しかも「これは必要だったのだろうか」という気持ちに全力で傾けさせてくれる脈絡のないタイミングで放縦。

・小学生に平手打ちを食らうヒロインの人妻
⇒ヒロインが人妻という設定を活かし、昼ドラよろしく複雑な人間模様を書こうとしてたのかもしれないが、
 段々やる気が無くなってきたのか終りに向かうにつれ、ヒロインの縦横無尽ぶりがクローズアップされる展開に。
 「シナリオの人は人を愛した事があるのだろうか?」 と、29まで人を愛した事がない人に思われる始末。

・舞台が山口県萩市
⇒伝統工芸とかが出てくる。色々調べられて製作されているのは好感が持てた。


しかし萩市が舞台だったとわ!!

萩と言えば、我が故郷(島根県浜田市)に近いところであるし、何度か行った事もある。

のんびりした所と言えば聞こえはいいが、我が故郷ほどでは無いにせよ、
劇中でこきおろされまくってたように「古く、時の止まった街」である。

観光客からみれば山や海に囲まれた自然の多い田舎町と思うかもしれないが、
中にいる者は、不況で倹約ブームとなり、都会者が地方に金を落としてくれない今となっては
どうしようもなくただ街が死ぬのを待つのを眺める嘆きの傍観者でありながら当事者である現実に
ただただ打ちひしがれ生を貪る悲しみの民という気持ちだろう。

とりあえず島根県民はそんな感じです。
お隣の山口県民もきっと同じようなものだと思います。フグがあるけど。


で、ごたくはともかくこのアニメ、
山口で放送されて無いんだよ。

ギャフンすぎる…。

流行りの「萌えジャンル」が山口の萩を舞台にし、
吉田松陰とか伝統工芸とか好意的に持ち出しているのに、
当の萩市は全くのスルー。
らきすたやらアマガミやらが劇中うんだかんだといわれる昨今、
割と分かりやすいこの作品は、街おこしなどには微塵も使われないのであった。
というか、萩のお隣浜田市民もこんなアニメの存在なんか知らなかったよ。

とにもかくにも、都会人がこさえた流行りの「アニメ」という軟弱な非生産的な娯楽産業に
全く反応していなかった萩市には漢の魂と街の誇りが感じられるではないか。

グッジョブ萩!!

バッジョブウメケンマンボ!



まぁ、自分の住んでた街が魔法少女の管理者に作られた魔法の世界って設定入れられると、
よっぽどその作品が名作でもない限りは手放しで喜べないわな。