雨上がりの江戸川区。日本を離れる可能性が高まるリクのもと、9人が集った。ともに成長を続けるチームBastarから、横ノリで即調和し貫禄ある山田さんと、過去にアメリカにバスケ留学の経験がある(自称)、初参加のキクチ(仮称)がコートイン。そしてマユが連れてきた後輩アヤナも中高本気のバスケ女子。
ともに”あの頃”にスローバックしながらも、今を生きるバイブスと決意を胸にコートに立ったのだった。

大会初戦は、様子見スタート。ガチガチヤイチの解凍前にキクチ(仮称)が体格をいかした連続アタックで口火を切ると、気合いみなぎるリクがハッスル。
ビッグマンを欠くものの、大黒柱ゆっくんの縁の下的なゴール下の攻防や、ベテラン山田さん、ナオキの見えない支えも若手を後押し。ここぞとばかりにヤイチがAND1をもぎ取ると、一気に押せ押せモードに。
チームは一敗ながら逆転の決勝へコマをすすめる。

決勝はなんと1年前に決勝で大差をつけられ敗北を許した同じユニフォーム着用のチーム八北。こちとら断固着用死守しゼッケンチームに挑む。
格上チームを相手に両者ギリギリの攻防が続くなか、ついに若きエースの才能が目を覚ます。元山形選抜(自称)ジンがオンファイヤ。
会社の大先輩山田さんへのパスよりゴールに執着し勝利を先導する。マユとアヤナの猛攻も終始相手を翻弄し続け、世代交代を感じさせる新たな戦い方を作れた若きチームが勝利した。


同じユニフォームのチームに勝利したことで、より深みの増したサムライブルーオレンジの選手たち。5年を迎えたチームの未来はきっとバトンパスを待つ彼らの手の中に。