息子は登校渋りをします。



学校へは私が送って行って、

登校する時もあれば、

帰宅する時もあります。



車で送ることがほとんどですが、

最近は少し渋りが減ってきたので

一緒に歩いて行っています。



このまま歩き登校に慣れて、

通学班で歩いて行ってほしいという、

私の願望が込められていますね…



先日、

家を出た時から足取りが重く、

学校行きたくないオーラを

出していました。

それでも一応歩いて学校へは

向かっていたので、

とりあえず行きました。



途中、

「嫌なの?」と聞いてみたけど

答えてくれませんでした。

嫌だと言うなオーラを

私が出していたような気はします…



校門の前まで来て、

足が止まり、

入っていけない。

「あぁ、やっぱりそうよね」

と思いました。



こうなることを予想しつつも、

行ってほしいと期待する

自分がいますね…



学校に電話をして、

助けて欲しいと伝えました。



担任の先生と校務、教務の先生も

来て下さり本人と話してくれました。



「一緒に行こう。」

「何か気になることがある?」

etc...



何を言われても、

何を聞かれても、

自分からはなかなか言葉を

発することが出来ない息子。



「どうしたいかは、

自分で決めないといけないよ。」

担任の先生にそう言われて、

「行きたくない。」

と答えた息子。



自分で決めて、自分で伝える。

息子にとって、それをすることは

簡単ではない。



無理矢理教室に連れて行くのは

辞めたけれど、

ここまで連れてくるのも

息子にとっては同じように

嫌なことなのかもしれない。



学校へは行っても行かなくてもいい、

とはまだまだ思えないのですが、

自分の気持ちは自分で伝えること、

ここを、大切にしていきたいなと

思いました。



歩いて帰りながら、

私も自分の気持ちを言葉にするって

すごく苦手だったな、

怖かったな、

と思い出していました。



私も学校って

そんなに好きではなかったな、

でも頑張って行ってたんだよ。



それなのになんであなたは

行かないとか言うの?



怒りのような悲しみのような

フツフツとわいて出てくる気持ちを

感じていたら、

同時に涙も溢れていました。



嫌だと言いたくても

怖くて言えなかった。

言えないから私のこと

分かってもらえない気がしてた。

分かってもらえないから

いつも一人ぼっちな気がして

寂しかった。



今日の息子を見ていて感じた

気持ちの下には、

さらにこんな気持ちがあることに

気が付きました。



帰宅して、

冷静に息子に聞きました。

「今日は何か嫌なことがある日なの?

行きたくないくらいに嫌だったのはなぜ?」

と。



すると、

「国語の授業で竹取物語を

覚えないといけないんだけど、

なかなか覚えられないから。」

と教えてくれました。



学校に行ってほしいと思う自分も、

休むことを良いよと思える日の自分も、

そう思えない日の自分も、

どんな自分がいても良い。



自分のことを否定しないでいると、

自分を冷静に見ることが

出来るようになるし、

子どもに対して冷静に対応できるまでの

時間も短くなっていきます。



そうは言いつつも、

学校に行くのが嫌ではなくなるように、

竹取物語一緒に練習してますニヤリ

私もだいぶ覚えてきました。