息子が算数の宿題をやっていた時の話。


算数が大嫌いな息子が、

スラスラと問題を解いていた。


ように見えただけで、

本当は、

スラスラと適当に書いているだけで

問題の意味を理解しているわけではなかったガーン


「違うみたいだから教えてあげようか?」

に対し、

『どうせ僕には分かるはずがない』

と返ってきた。


その言葉を聞いたら、

すごく胸が締め付けられて、

「そんなこと言わないの」とか

簡単な言葉をかけてはいけない気がした。


勉強は苦手だけどわかるようになりたいと、

よく言っている息子。


どうせ、と話す息子は、

お城の中に1人でいて、

ドアを閉めて鍵もかけて、

来ないでって言っているように

私には見えた。


感じたままを息子に話し、

どうしても入ってほしくないなら入らないし、

無理やり鍵を開けて入ることもできるけどそれは違う気がする。

息子クンが、自分で鍵を開けて出てきたら、

私は助けてあげられるよ。

と伝えた。


じっと黙って私の話を聞いていたと思ったら、

急に、お風呂行ってくると、お風呂へ。

自由だな〜と思っていたら、

洗面所から、

『お風呂から出たら宿題やるから教えて。』

と声が。




息子を見ながら、

自分を見ているようだった。

息子にかけた言葉は、

自分に対してもだった。


いつでもあなたの味方だよ、

そう言ってほしかったし、

そう感じられる証拠がほしかったんだ。

それに、自分の気持ちを言葉にできるまで

待っていてほしかったんだ。


息子と同じようなやり取りを

何度もしているのに、

いつもと違った感じ方をしたな。


教えてと、

自分で考えて、そうしようと決めて

言葉にする。

それができたことが嬉しいんだよ。


この気持ちも息子に伝えてみようかな。