4回目で御座います。
相変わらず個人的趣味全開でいこうと思います。

jimmy eat world / futures (2004年)

アメリカはアリゾナ州発jimmy eat worldの5th album。
エモバンドで最も商業的成功を収めているのがこのjimmy eat worldだというのを以前どこかで目にしました。
こう言うとショービズ音楽に傾倒したクソなんじゃねぇの?なんて思われる方もいらっしゃるかも知れませんがそんなこと全く御座いません。
fugaziから始まるエモの系譜を正当に受け継いでいるのは現在ではこのjimmy eat worldだけなんじゃないか?と個人的には思うほどです。
ジミーと言えばスマッシュヒットとなった前作breed american(2001年)が有名だと思いますが、このfuturesも負けず劣らず名盤です。
(ちなみにbreed americanは発売同年に発生した9.11テロに配慮し、以降はタイトルをjimmy  eat worldに改めたそう)
個人的にはfuturesは更に洗練されタイトになった印象を受けます。
ローチューニングを活かしたタイトルナンバーfuturesは激しく始まりながらもサビでは美しいハーモニーを聴かせてくれます。
drugs or meでは彼らの静の部分も見せ、このアルバムの個人的アンセムである6曲目painではエモはハードコアから派生したジャンルだと認識させてくれます。
painはサビ頭のシンガロング等何度聴いてもシビれる曲です。
音楽のジャンルは年月が経つと拡がりを見せていきますが、ことエモについてはジャンルの細分化が進み過ぎてもはや原型を留めていないバンドが増えてしまったと感じます。
そんな中であっても彼らは本物のエモバンドと言えるでしょう。