こんにちは。
12月26日18時より放映された日本テレビ「ten]のお掃除便利企画
(浅越ゴエさん)をやっていました。
そのなかで歯ブラシを熱湯につけて曲げて、サッシなどの溝を掃除しやす
くするという内容でした。![]()
私は歯ブラシを扱っている関係上、テレビで便利企画をやるのは良いの
ですが、視聴者の方が誤解しやすい内容はきちんと説明して欲しいのです。![]()
先ずは、
(1)歯ブラシは歯ブラシ目的以外の使用についてすべて起こり得る
問題は自己責任で行って頂くこと。
(2)熱湯に浸けて曲がるのは、耐熱温度が60℃のPET素材(透明
が多い)のハンドルであること。耐熱温度が80℃のPP素材は耐熱温
度が高いので熱湯につけても曲がらないことが殆どです。
(3)熱湯につけると、植毛穴が変形して広がるので、ブラシ毛が抜け
出てくる可能性が高い。ブラシ毛を止めている金属板も外れる可能性が
あるので、それを踏んだりすると怪我をする恐れがあること。
(番組では子供にお掃除をさせていたので注意が必要)
(4)歯ブラシが曲がるんだ?と勘違いして歯ブラシとして、もしこの
方法を試すと大変危険です。原則として熱湯には浸けないで下さい。
(耐熱温度や注意書きをよく見て下さい)
過去にこのような方法を行い、消費者の方から製造不良(クレーム)と
して指摘も経験してきました。(結構辛いものです!!)![]()
影響力が大きいテレビ制作を行う方は、このようなリスクを踏まえ放映
をお願いしたいものです。![]()