New Golf
New Golf Ⅵ

今月日本でも発売開始されたNew Golf 何ともう6代目となるこの車は、今更ながら言うまでもいなく セグメントCの永遠のリーダーでもあり又その地位を守り通さなければならない宿命も同時に背負っているといっても過言ではないでしょう。
ゴルフⅳからはっきりとこの車に対するVW社のものづくりが変化し、いわゆるプレミアムコンパクトとしてそれまでとは比較にならないほどの高級?路線を突き進む結果となったゴルフですが、いわゆる熟成といった見方をすると確かに先代(日本ではしばらくGTIとバリアントはそのまま継続販売)のゴルフⅤから採用されたTSIエンジンと7速DSGの革新的テクノロジーによる進化はこのゴルフⅥでもはっきりと感じ取られる走りっぷりで、昨今のパワーとエコロジーの融合という課題は今後のVWの車づくりの基盤ともいえるものです。
さて、時代の要求が現在のゴルフⅥをこのような工業製品として世に送り出したわけですが、一方本国ドイツ以上にメルセデスやBMW、AUDIのアッパーグレードモデルの販売比重が高い日本においては、VWましてや今回のゴルフⅥのようないわゆるエントリーグレードと言われる輸入車ブランドを購入される方々にはこのVWというブランドの持つ意味を本当に理解し、真のVWファン(ゴルフファン)であってほしいと常々思っています。
自身の周囲を長年見ていると、やはり輸入車初心者でも安心して購入できる車として最初にVWを選ばれるケースが多く見られますが、結局次はBMW3シリーズであったりMB-Cクラスいった上級車種に乗り換えられ、なんとなくその次に5シリーズやEクラスにといったいわゆるアッパーミディアムクラスにまた移行される方を多く見かけます。
車の選択としては一定の法則に従ったルールなのかも知れませんが、よりVWの持つ本当の意味を理解された真のVWファン(オーナー)で居続ける方がもっと多く見られてもよいのではないでしょうか?
VWブランドも昨年「パサートCC」なるEセグメントの高級車も日本に投入されましたがほとんど見かけることもありません。これはVWファンも選択肢に入らず、ましてやメルセデスやBMWの顧客にもほとんど注目されていないからだと思います。
さて今度のGOLFⅥ、この時代の日本での健闘を大いに期待します!
ちょっと大きくなりすぎましたが・・・