参加してきました。
今回はいつもと会場や机の幅が違ったりで、実際ものを置いてみると思ってたよりも余裕がなくて設営のイメージくらい立てとくんだったなと初っ端から反省した。
荷物が大きいのは当たり前なうえ冬でみんなコートをイスにかけるから、お互いに膨れてイス同士の幅がより狭くなって、声をかけながらじゃないと抜けられないっていう。
席を立つのもなんだか遠慮してしまって、トイレに行きたくなったタイミングでざっと見て回るのがやっとだった。
知り合いのサークルさんのスペース番号を忘れるわ自分のも忘れるわで心が迷子で人を分けて進んでいく勇気もなくなって、そんな中奇跡のように見本誌を見てほしいなと思ったサークルさんの本がスッと目の前にあったりしてほくほくして戻った。
結局顔見知りといえるサークルさんのところはどこも行けなかった。
でも有難いことに何人かの方はわざわざ挨拶に来てくれたりして、申し訳なくも嬉しかった。こういうところで人としての差が出るんだぞと自分に自分が言ってきて頷くしかなかった。
有難いといえばコピー本の「明日~」がちょうどきりよく無くなりました。ので頒布終了します。
もし続きをかくことができたならまた出すかもです。
初めから読み切り前提で描いたものではありますが、自分の力不足から未消化な部分が多く(タイトルの意味とか森屋の行動の動機とか)もうちょっと描きようで寄り添える人物達になりえたはず、と悔しい気持ちがあります。
もともとは小学生の設定だったのを人からのアドバイスで大人、社会人に変え、しかし意識の面で社会との関わりが薄い自分にとって話も絵もハードルがエベレスト級に高く、挑んではみたもののやはりこの山は高いぞ、だめだ、一度降りよう、となった感じに近いです。負け犬…
とはいえ描いてる途中から愛着も湧き、「こういう二人が間違って恋愛沙汰になったりしたら地獄だろうな」と妄想するうちラストまで何となくのプロットはできた、けど、それを紙に、漫画にかきだすのはまた…という感じです。
ビルとかスーツとか会社とか現代とか恋愛とか、にぐっと心動かせるようになればまた登りだすかもしれません。すんごい酸素ボンベを手に入れるとか。
あとそうだ、多分はじめて出した時だったと思うんですが、パラパラと見ていた方が「あっ…怖い…」と呟かれたのが印象的でした。自分としては嬉しい感想だったので覚えてます。
感想、どんなものでも本当にありがたく嬉しいものです。
好きだった、良かった、そんな一言をかけていただける度、大げさじゃなく、どんな悩みも苦しさも糧として食っていける気になります。自分のためだけに描いていると時々どうしようもなくどん詰まる時があり、そんな時にふと声をかけてくれた人がいる、と思い出すだけで気持ちにすっと明るいものが射します。
ペーパーのほうで少し触れましたが、人に読んでほしいとか、届けたいというのがはっきり意識として頭に上るようになってから描く時の姿勢みたいなものが少し変わった気がします。
といって根本的に自意識高くて承認欲求に飢えててそのくせ分かる~と言われると分かられたくない~と地団太踏む、そういう面倒くさい自分はずっとあり続けると思う。
短編集はとくにその気が強いと自覚してるんですが、面白いのが短編の感想をくれる方のほとんどがそれぞれピンポイントでこの話がよかった、と教えてもらえることです。今のところわりとばらけてます。うれしい。
2のほうでタイトルを谷山浩子さんの歌から取ったものがあり、それに気づいて言って下さった方がいておお、同士!となりました。浩子さん良いですよね。歌から影響受けることかなりあります。
こうしてものすごく力をいただいてるにもかかわらず、いざ対面となるとなかなか言葉にならなくて、
たぶん前にも来て話しかけてくれた方…とか、いつも買って下さる仏様(合掌)、とか思いつつ、感謝を集約して出るのが「(ウルトラスーパーデラックス)ありがとうございます」の一言。せめて顔を高倉健に寄せるぐらいの努力はしていきたい。顔…顔をいうなら健さんより南部せんべいって感じなんだけど。しかもピーナツじゃなくてごま。しけったごま。
長くなりましたが、そんなごま南部プレゼンツの新刊もおかげさまで嬉しい数手に取っていただき、まずはほっとしているところです。
何せむだに思い入れだけは強い、というか根深いものなので、まっっっったく出ないとなっていたら相当のダメージだっと思います。それでも最終的に自分という需要がある限りはやめない気がしてもはや呪い。
そして大変残念なことに、やっぱりあった…ベタ塗り残しとトーン貼り忘れ。あと、もう一つがほんとに致命的なミスで、気づかれないことを願うばかりです…申し訳ない。
続きはもうちょっと長く、きりのいいとこまで進める予定です。
次のコミティアを目標にまた本としてまとめて出せたらと思っています。
来年、近いところでは3月のwoRksに出る予定です。
今年も残りわずか、残りそうな悔いは潰して参りましょう。