さて、いよいよ最後!2日目です!

 

長かった受験生活もこれでおしまい、今日で全てが決まる大事な場面…ではありましたが、

 

当日はそんなにプレッシャーは感じておらず、あくまでもチャレンジャーの気持ちで「がんばるぞー🔥待ってろ東大!」とメラメラ燃えていた記憶があります。

 

1日目の夜は、のんびりした後に化学の復習と英作文だけやってたような気がするな…リスニングもちょっとやったかも。軽くにしておいて、ゆっくり寝たので元気になりました。

 

2日目は体調もバッチリ!よし、がんばるぞ!ということで、次の教科は…

 

 

憂太〜〜by呪術廻戦0

 

…ではなく

 

 

 

 

3限目 理科(物理&化学)

 

 

理科はですね…いろいろハプニングが起きました。

 

試験の形式について先に説明しておくと、試験時間は150分で、

 

その中で2教科を解答する必要があります。2教科の時間配分は自由なので、自分の作戦次第では片方に90分、もう片方に60分なんていうこともできちゃいます。

 

私は物理と化学を選択していました!(この組み合わせが一番多いかな)

 

 

 

先に物理から解きはじめて、時間配分はちょっと覚えてませんが、まあちょうど半分の75分が経過したところで化学に移ったのかな?と思います。

 

ということでまずは物理の答案を。

 

先に点数を書いておくと、36/60点でした!ただ本当はもうちょい低いと思う…(後述します)

 

 

 

点数が出たとき、正直私はかなりびっくりしました。

なぜなら、自己採点では「30点あるといいな…」くらいだったからです!

 

東大は配点が公開されていないのですが、順当に考えれば、60点満点で3題なら大問1つに20点ですよね。そう思って計算はしたのですが、

 

よく、理科の物理は下駄があるといわれているのでその影響なんじゃないかと思います。というか周りの点数を見ても、これはほぼ確実で良いんじゃないかと思います。

 

 

下駄とは?〜

 

理科の試験のシステムが、先に述べましたように教科の選択制なので、例えば

 

「おいおい、俺は物理と化学選んだけど、生物の問題がめっちゃ簡単じゃねーか!不利じゃん!」

 

みたいなことがどうしても起きうるわけです。テストの成績自体は選択した教科に関係なく、単に点数だけで決まるので…。

 

物理の平均点が20点で生物の平均点が50点だとしたら、それだけでほぼ負け確定みたいなものですもんね。

 

なので得点の調整がされます。特に物理は毎年多くの受験生が「思ってるよりも点数が不思議と高い」現象を経験しているようなので、全体的に点数がアップしているんだと思います。

 

(満点が70点くらいになってるんじゃないか、との噂も…)

 

この「大学側がこっそり点数をアップさせてる現象」のことを下駄と呼んでいます。

 

 

 

〈使用例〉

(正しい用法)

○・物理は下駄があるから大丈夫だよ

○・この点数を見るに、今年も確実に下駄があるな

○・頼む、下駄よ、あってくれ…!

 

(誤った用法)

×・下駄って和の感じがいいよね、木の音も風情があって好きだわー

×・ある高校では「登校時は下駄禁止」の校則があるらしいよ

×・お寿司を乗せる用の木の台、あれ寿司下駄っていう名前らしいよ

 

 

 

 

 

 

 

話がそれましたが、(冷静)

 

そもそも自己採点が30点無いくらいとは、一体何事でしょうか?

いつもは40点とかとれてることも多かったのに…。

 

 

 

 

もう一回答案を見直してみるとですね…この辺は高校物理知ってるとわかるんですが、

 

 

 

なんと…問題の序盤も序盤で、

 

公式を間違えている…。

 

 

万有引力の大きさを求める公式なのですが、

下に2乗がついてますよね。これをうっかり書き忘れているのだ!!

 

最初の方はサービス問題なのに、それを落としているせいで後の問題がよくわかんなくなってしまい、得点源になるはずの第一問でかなりの失点をしてしまいました。

 

(そのせいで、Ⅱの問題に移って最初の(1)で、なんだこれ?となってます。)

 

これだけはものすごく恥ずかしかったな…。試験後に気づいたときも、思わず唖然としました。(逆におもしろかった)

東大受験生ともあろうものが、授業の初めにならう公式を書き間違えるとは。試験中というのは何をしでかすかわかったもんじゃないですね。

 

もしこれを読んでいる理系物理選択の受験生がいるのなら!キミ!

 

この公式だけは間違えないでくれー!

 

東大受験という大一番で、私が身をもって怖さを体験したから!この記事みてこれだけは覚えて帰ってください!下駄の話とかはどうでもいいから、この公式は間違えないぞ、という意識だけは胸に刻んでね!!

 

 

 

 

 

第3問も、ボルツマン定数のことをすっかり忘れてしまっていたので(物理選択ならわかると思う)ボロボロ。最初の3問くらいしか解けませんでした。

 

唯一良かったのが第2問!

 

これは数個のミスがある以外は完答できたので、ここで大半の点数をとることができました。助かった…。第1問で心をおらず、最後までがんばれてよかったです。

 

 

 

ちなみにそんなボロボロの第1問ですが、ちょっとしたラッキーもありました。

 

Ⅲ、第1問の一番最後で、ここまで計算してきた式を使って数値を出す問題がありました。

 

 

下に並ぶ数字をみてくださいよ、この数値を使って計算するのが正攻法なのですが、さすがに時間がかかる…。

 

もちろん第1問の最初からつまづいている私は、この問題は解けるはずがないのですが、

 

空欄アに入るのは一桁の数字…

 

つまり1〜8のどれかです。(0と9は入らない)

 

1/8の確率だ…!ということで、試験時間終了間際に直感で

 

4!

 

と答えたら、まさかの正解○でした笑

(答えなくていい空欄イも書いちゃってますが、それくらいは許してくれるでしょう)

 

エスパー成功で、ちょっとテンションがあがりましたね。

自己採点したときは、

「この1、2点のおかげでギリギリ合格できたとしたら、めちゃくちゃドラマチックだな…」

なんて呑気に考えてました。あんた公式間違えてるんだからね!?

 

 

 

 

 

 

 

長々と書きましたが、物理はこんな感じです。

 

次は化学!点数は43/60点でした。お、なかなかいいじゃん!

 

 

 

まずは良かったところから!

 

なんと、数学につづいてこちらも計算ミス・勘違いが0でした!!

 

特に第1問なんか、ご覧いただければわかるように、「CH」が大量発生してますよね。

これいつも絶対ミスするんですよ…。どこかで書き間違えたり、CHの数を一個少なくしちゃったり。

 

それが今回はパーフェクト!第1問が自己採点満点💮

 

集中できてたんでしょうね…。良かった良かった…。全体を通してみても、今回の入試の勝因はミスが本当に少なかったことだと思います。(※ただし、物理は除くものとする)

 

第2問も厄介な計算問題がたくさん出てきましたが、全部解き切ることができました。

 

東大化学の傾向として、超難問は出てこないで、そこそこの難しさのやつがいっぱい出てくる感じがあります。なので正確な計算力と、時間内に間に合わせるスピードが必須になってくるのです。いつもたいてい間に合わないです。

 

 

 

 

だけど今回の試験はなぜか間に合ったんです。今年の化学は簡単だったのかな?なんて思いながら、残りの5分くらいで見直しをして、物理の問題にもう一度アタックしてみたり、エスパーで4を解答してみたりしました。

 

無事試験が終了!物理はダメダメだったけど、化学で巻き返せたかな?

全問解いたし、これもしかして50点くらいあるんじゃない…?ウハウハだ〜♪

 

 

 

 

 

 

なんて思いながら、英語の試験を受け、無事に全日程を終えました。

 

 

 

 

 

 

…問題の話はその後に移ります。

 

 

 

 

 

 

受験終了後、一緒に受けた同じ高校の友達と、東京ドームの方まで歩きました。東大から歩ける距離なんですよね〜

 

昨日の数学の試験の感想とか、解答速報を恐る恐るみたりとかしながら、東京ドームの遊園地を見て回ったりしました。

 

観覧車に乗って夜景でもみるか!といって、ワイワイ乗り込み、お疲れ様!!と互いを労いながら話に花を咲かせていると、

 

↑その時撮った写真。綺麗!

 

 

 

 

 

 

 

一人の友達がこう言い放ったのです。

 

 

 

「化学の第3問のⅡ、どんな感じだった?」

 

 

 

 

ぼくはまあまあ解けたよ〜とか、俺は最初しかできなかったなーとかいう友達たち。

 

 

 

 

 

↑解答用紙再掲。…ローマ数字1はあるけど、Ⅱって…?

 

 

 

私「え、ちょ、ちょっと待って、その問題ってどれのこと?」

 

友達「これこれ(問題用紙を見せる)」

 

 

 

 

な、な、なにこれ!!!!

見覚えがない!

 

 

 

そうです!

 

 

 

第3問のⅡ、問題全体のだいたい1/6を占める量の問題を、

 

完全にすっぽかしていたのです!!

 

あのときの衝撃は今でも忘れません。ちょうど観覧車が頂点に差し掛かったところでの、思いがけないニュースでした。もう夜景なんて見ている場合じゃないわっ!(まだ半周ある)

 

気づいたときには血の気が引きましたね…。

 

 

 

 

思い返せば、ちょうど化学の問題の次のページに生物がありました。偶然にも第3問のⅡはタンパク質とかがでてくる問題だったので、試験中の私はちらっと見て

 

「こっから生物の問題かー」

 

という謎の勘違いをして、ページをめくり忘れていたのです!!

 

 

 

 

もう私の頭は遊園地どころではなく、混乱状態でした。物理の公式ミスは笑えますが、こっちはさすがに笑い事じゃないですからね。どうりで時間間に合ったわけだ…。

 

なんとか自分を励ましながら帰路につきました。

 

 

 

ほんと、無事受かってて良かったです…。これで万が一だったらと考えると恐ろしいですからね…東大の単願ですから、自動的に浪人決定ですし。

 

結果だけ見ればかなり化学の点数も高かったので、問題を解き忘れたこと以外、頭は冴えていたようです。

 

本当に良かった…!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

化学はこんな感じです。全くもう、一筋縄ではいきませんね。

 

 

 

 

 

 

 

結果としては、理科の合計は79/120点!

 

数学に引き続き、かなり良かったです。ただまあ、こんな感じだったので試験後は全く自信を持てませんでしたけどね…。

 

 

 

 

 

理科は以上!

 

明日は最後!英語編で締めくくろうと思います。

 

すりーむーんの運命や、如何に?