私はこれまでレッスンで色んな方に上達法を伝えるために、
自ら試してみるという方法をずっと取り続けてきました。
その結果、もはや自分の打ち方が分からなくなってしまい、
完全なるテニスコーチマシーンになってしまった感覚があります。
基本的には学んだテニス上達法を人体実験して、
良かったと感じたものだけを提供するのですから、
それなりに試し続けなければなりません。
それを20年も続けていたら、
現役でプレーしていたときの感覚は無くなります。
だから、
練習するときは自分のテニスの感覚を呼び戻すことが目的です。
実際しっかり振り切ってボールを打てば、
少しだけ自分のテニスを思い出せるので、
それをちょっとずつ続けて今日までやってきました。
その結果、サーブやボレーはある程度試合に出ても打てるのですが、
それでもフォアハンドストロークはしっくりきません。
こうなってしまう最大の理由は、
「自分のグリップは厚いけど、レッスンでのグリップは薄いから」です。
現役のときは「ウエスタングリップ」という厚い握り方でしたが、
レッスンでは「イースタングリップ」という薄いグリップでプレーします。
そうなると、段々レッスンでボールを打つ回数の方が多くなり、
イースタングリップで打つのが当たり前になってしまったのです。
なので、急に自分のテニスをするときにウエスタングリップで打とうとしても、
違和感が出てしまい、フォアハンドストロークが狂い始めました。
そんな状態になって10年ほど経ちましたが、
今年から大胆な解決策を取り入れることにしたので共有させてください。
それは、
「自分のフォアハンドストロークのグリップもイースタンにする」です。
グリップを変えるのは最終手段と言われているのですが、
私はそれくらいしないと自分のテニスを取り戻せないと感じています。
ただ、そもそも普段のレッスンからイースタングリップで打っているので、
練習では普通に打てるので、そこまで心配していません。
問題は緊張する試合でどれだけ使えるかです。
こればかりは実際に試合の中で使わないと分かりませんので、
新たな実験として機会があれば試してみますね!
成果はそのときに報告させていただきます^^
では!
スリー