ストボブのエンジンは排気量1800cc以上もあるので当然でかい。

エンジンオイルの量も車並みの4.5ℓ必要。

しかもミッションとプライマリーの各オイルが別々という特殊な構造。

更にサイドスタンドで立てた状態でオイル量を確認する特殊さ。

 

とりあえずはいろいろ調べながらオイル交換をしたのですが、

エンジンオイル量について調べると統一した見解がありません。

規定量を入れれば良いというような単純な問題でもなく、

実際にオイル量を確認しながら入れると戸惑うことになります。

 

そこでオイル量の確認を行うための簡単な実験をしました。

 

下の画像はオイル交換から一日経過した始動前の量です。

オイルが綺麗なので見ずらいのですが、矢印のところまでオイルがあります。

ほぼ上限ギリギリです。

 

次に1分ほどアイドリングをして10分経過後の量。

レベルゲージの真ん中より下になりました。

1分ほどアイドリングをしただけ、しかも10分も経過した後です。

 

この違いが大き過ぎるのです。

日本車であればエンジン停止後10分も経てば始動前とほぼ変わらぬレベルになります。

ところがハーレーのエンジンは10分程度では少ないまま。

エンジン内に回ったオイルがオイルタンクに戻ってこない。

それなりの距離を走った後だと更に大きな差となります。

朝一始動前に確認してレベルゲージ真ん中くらいの場合、

帰宅時にオイル量を確認するとレベルゲージの下限に届かなかったりする。

 

実はオイル交換初日にエンジンをかけては止めてを繰り返し、オイル量を調整して入れました。

その時点では4.1ℓほどの量でゲージの真ん中になりました。

ところが、ある程度走行してからエンジンを止めて再確認をすると、

なんとレベルゲージの下限に届かなかったのです。

帰宅後更に0.3ℓほど継ぎ足して現在の量に落ち着きました。

今回の交換では4.4ℓ必要であったことになります。

マニュアル通り4.5ℓ入れると冷間時はレベルゲージの上限を超えそうです。

 

そんな訳でハーレーのオイル量調整は非常に難しい。

サイドスタンドで確認の場合、前輪の角度だけでも傾きが変わってしまう。

更には工場でもない限りレベルの取れた地面なんてありません。

現状のオイル量が正しいか否かも不明。

せめて車両を水平の状態で確認に改めてほしい。

 

これもハーレーに乗るなら細かいことは気にしないってこと?