今年のGWは最高でした。

私の記録によりますと過去数年、GWの東京は雨が多かった。

よってバイクで気持ちよく走れる日は限られていた。

 

ところが、

今年のGWは晴れ続き。

特に後半はとても気持ちの良いバイク日和が続きました。

 

そんなわけで、

早朝の誰も居ないお山を走り倒す日々。

毎日暗いうちから出発して、気持ちよく走り、

早い時間に帰宅し、仕事に行く。

そんな素晴らしいGWのルーティーンを過ごすことができました。

 

そんなことならGW以外でもできるだろ、と思われるかもしれません。

実はできそうでできない朝活なんです。

平日は比較的早い時間帯から幹線道路の渋滞が始まります。

そのため出社に間に合う時間に帰宅できない可能性大。

だからといって夜中から走り始めるのはNGです。

なぜなら真っ暗な山はいろいろな意味で怖いから。

とにもかくにも、

乗る時間が限られている貧乏暇なし人間にとって素晴らしいweekでした!!

 

そして、数少ない休日は林道三昧。

林道と言えばハンターカブ。

非力なので上り坂は大変。

ただね、車一台通るのがやっとくらいの林道をトコトコ低速で上る分には問題ありません。

煽ってくる車やバイクは先に行ってもらえばいいのです。

それでも車に煽られるようなことは一度もありませんでしたけど。

 

今回走った中で一番良かった林道は「竹森林道」です。

入口は柳沢峠の茶屋脇にある公衆トイレが目印。

噂では通行止めが多いようですが初トライであっさり通れました。

基本的に舗装路ですが九十九折の急カーブが続き、しかも車はすれ違えないほどの狭い道幅。

道の両側は高い木々と山肌に挟まれ、

途中荒れた路面も多く、バイクといえどかっ飛ばすわけにはいかないでしょう。

そんなまるでジブリ映画にでも出てきそうな道をしばらく走ると、

なんとも見事な景色が眼前に広がります。

カブのエンジンを止め、ヘルメットを脱ぐと、

聞こえる音は木々の間を通り抜ける風の音だけ。

はるか遠くに富士を望み、どこまでも続くのではなかろうかと思われる深い森と山々。

眼下の森から吹き抜ける濃い新緑の香りを全身に受け、

なんとも神聖な場所に来たような気持ちになりました。

 

バイクっていいですね。