先日の筑波サーキット走行後のS22。
走行後1週間経過したタイヤ。
その間ガレージ保管。
まるでハイグリップタイヤ(サーキットOK)のような融け方です。
公道用タイヤでサーキットを走ると表面が荒れてしまうものが多く、
熱ダレのような状態になり著しく性能が低下するものもあります。
S22についてはそれもありませんでした。(気温20℃程度)
酷いときはボロボロになってサーキット用タイヤより短命で終わることも。
絶対的グリップ力は間違いなくスパコルやパワーカップが優ります。
しかし、その性能を発揮させるには条件があります。
当然のことながら温度依存性が高くウォーマーは必須。
シビアな空気圧管理と気温や路面温度によるコンパウンドの選択も必要。
ところがS22は「そんなの関係ねー!!」と言わんがばかリの順応力。
公道からサーキットまで、温度依存も低く、空気圧も同じでOK!!
それでいてハイグリップタイヤ並の性能を発揮する。
そして、、
減らない。
サーキットやお山を走り回っても減りません。
全く減らないなんて物理の法則を無視したことは言いません。
それだけ走り回っても摩耗が少ないのです。
例えばパワーカップで同じように走ったら2,000km持ちません。
スパコルも同様、もう少し早くスリックタイヤになってしまうかも。
ライフが長くてハイグリップって夢のタイヤですか!!
ご先祖のS21は6Rで履いていました。
そのときは全く良い印象が無かったのです。
S22はとんでもない進化を遂げています。
レース使用やコンマ1秒を削りたい人以外ならどこでもS22で十分なはず。
何が良いって、真冬以外なら全く気を遣わずに走り始められること。
これってハイグリップタイヤと呼ばれるジャンルではありえないことなのです。
それでも次はコンマ1秒を削るためにタイヤ交換しようかしら、
なんてことを考えたりもしております。