先日届いたバックステップとエンジンカバーを装着しました。
元々XSRにはブロンズのエンジンカバーが装着されています。
マグネシウムカバーをイメージしているとか。
とてもかっこいいのですが、それを大枚叩いて隠してしまいました。
しかし、GBレーシングのエンジンカバーも無骨でかっこいいです。
その無骨さ故に「絶対クランクは守ってやるぜ」と主張しているようでもあります。
エンジンカバーによって、
ブラックで統一されたエンジンは一気にレーシーな雰囲気になりました。
左側はウォーターポンプ周りまで保護します。
一つ一つのカバーにGBRecingの文字が刻まれていてその気にさせます。
ただし、こいつの世話にはなりたくありません。
削れぬ先のパーツですから。
そしてバックステップ。
予想通り、取付にあたっては取説の説明が足りな過ぎてとても苦労しました。
ポジションとして32.5mmBack、45mmUp のポジションを選択したこともあり、
その調整は困難を極めました。
上記画像の矢印部分。
この部分のボルトを止める位置と、シフトペダル自体の位置によって操作性が大きく変化するのです。
それが分かったのは試行錯誤しながら、何度も調整を繰り返した結果としてです。
当初はベビーフェイスのHPなどの画像を参考に位置決めをしました。
ところが実際に走行してみると、
操作感最悪、というか、まともに操作できない。
シフトはガコン・ガコンと無理やり変速する感じ。
停車時もギコギコとしていて微妙な操作ができず、
いつまでもニュートラルに入れられない。
とにかくシフト操作がギクシャクして、ノーマルの気持ち良い操作感は皆無。
正直言って有名メーカーの商品なのに酷いと思いました。
悔しいけどノーマルに戻すことも考えたほど。
ところが上記の通り、何度も何度もシフトペダルの高さ、リンクのボルト位置、
などを変えながら試走を繰り返すうちに、
調整可能な一か所のボルト位置を変更するだけで、操作性が大きく変わることに気づいたのです。
先ずはシフトペダルを少し上げてみました。
それだけでも最初より若干操作性が向上し、
更に調整可能な各所のボルト位置を変更してみました。
すると操作性を良化させるためのポイントが分かってきたのです。
ポイントはできる限りノーマルの位置関係に近づけること。
半日試行錯誤してご近所を走り回った結果、たどり着いたのが上記画像の位置。
ノーマル同様の気持ち良いフィーリング、とまではなりませんが当初からは良化しました。
更に良化するポイントがあるかもしれません。
逆シフトも試してみようかと思いましたが、流石に疲れてしまいました。
後日時間があるときにやってみます。
ステップの動き自体は可動部のベアリング化によってカッチリしているのです。
ガタもなく停車時に手で動きを確かめるととても良い感じ。
なのになぜ? って感じです。
操作系の調整って本当にデリケートなんですね。
そもそも、ノーマルシフトペダルはシーソー式であり、
とてもフィーリングが良いので、バックステップもシーソー式にしてくれれば問題ないのです。
ではありますが、なぜそうしないかも理解できます。
ネイキッドは乗る方によって使い方が千差万別。
そのためベビーフェイス様は複雑なリンク機構をバックステップに与えたと思われます。
そうしなければ 20mmUp~45mmUpまでの調整はできません。
更にはリンクによって逆シフトも可能になっています。
もしベビーフェイスがオプションでシーソーペダルを販売したら即買います!!
各ポジション別ペダルを販売してほしい~。
今回バックステップを装着して思ったこと。
ノーマルのままでも公道で遊ぶレベルならば全く問題なし。
あえて大枚叩いてバックステップにする必要はありませんね。
とくにこのステップは調整が難しすぎる!!!
とはいえ、削り出しのステップはやはりかっこいいです。
その性能をサーキットで早く試したい。