なんと日曜日は早朝と夕方の2回もお山を走ってしまいました。

ハンターカブでお山を走るの久しぶりで、パワーフィルター化してからは初です。

ハイカム、パワーフィルター、フルエキ、燃調の効果は抜群で、ノーマルとは比較にならないパワーを発揮します。

とは言え、そこは125cc空冷単気筒なので、とても控えめなパワーアップ。

パワーフィルター装着前とノーマルの一番の違いは高回転域まで回るエンジンになったこと。

3速でガンガン回るので上り坂がスピードアップします。

軽量化された車体と相まってとても安全な速度域で楽しめるバイクになりました。

きつい上り坂では常に全開ですが。

 

そして、RR-Rの件。

マフラー交換した際に低速域の燃調を補うべく補正装置を装着しました。

O2センサーに割り込ませて燃調を調整する装置です。

当初高回転域の補正は必要ないと判断して、6000回転以下の補正を行う設定としました。

ノーマル状態でも超大パワーのRR-Rですから、特に不具合など感じることもなく走行していたのですが、

先日思うところがあり、全回転域で補正を行う設定に変更をいたしました。

 

す、すると・・・

 

な、な、なんと!!!

 

走り始めた直後から明らかに違う体感。

実際にアクセルを少しラフに開けただけでフロントがポンポン浮くではありませんか!!

ちょっと怖いくらいの加速感。

 

でも、

 

とっても気持ちい良い~~~♪

 

そうなんです、燃調が合っていなかったようです。

鈍感な私はそれを感じることができず、いままで走り続けていたわけで。

筑波サーキットのタイムも伸びず、思い返せばストレートや立ち上がりの速度が落ちていました。

マフラー交換前はポンポン浮き上がっていたフロントタイヤが地面に着いたままのことも。

RR-Rの一番良い部分を台無しにしていた可能性大なのです。

 

そして、取説を改めて読み返してみると。

【全回転域での補正設定を推奨します】

と明記してあるではありませんか!!

 

あのとき、私は何を思って回転数縛りの設定をしたのか???

取付の配線だって面倒なのに・・・

 

ここまでやっておいて何ですが、

RR-Rは下手にマフラー交換なんてしない方が良いと思います。

今思うことは、結局ノーマルが一番速いのではないかと言うことです。

初めてサーキットで全開にしたとき、

「こりゃ手に負えないわ」と感じたパワー。

それが戻っただけの気がします。

電子制御の塊である現代のマシンは素人が弄っても改悪になるだけですね。

 

排気音だって2020年式RR-Rの全開域はとんでもない迫力です。

直管にでもしない限りあの音は超えられないはず。

 

しかもアクラと共同開発されたマフラーは超軽量。

リプレイス品に交換しても軽くなりません。

SCのマフラーは約14万円。

その分良いオイルやタイヤを入れた方が幸せになれます。

 

と、そんな当たり前のことを今更ながらに思う今日この頃でした。