暑いですね。

連日の猛暑日です。

そんな酷暑の中、日中大型バイクに乗るなんてのは自虐行為以外の何ものでもありません。

お盆も関係なく仕事をしている私は移動中多くのバイクを見ます。

炎天下のアスファルトの上で、水温100℃を超える勢いのエンジンを股下に抱え、フルフェイスにジャケットを着こんでいるバイク乗り達。

自虐行為真っただ中のバイク乗り達をエアコンの効いた車内から眺める。

嗚呼、私はなんて幸せ者なんだろう。

そう実感する瞬間です(笑)

 

そんなわけで涼しい時間帯だけバイクに乗る私。

早朝6時のお山の気温は20℃。

心地よい風と鳥の鳴き声に心まで癒されます。

しかし、急いで帰宅して仕事に行かなければならないため癒し効果も半減です。

 

 

そして、先日交換した新品タイヤの効果を思い知ったお話。

一見すると残り溝もあり、まだまだ使えそうなタイヤ。

ところが新品と見比べるとその違いは一目瞭然。

新品は丸いのです!!

履き古したタイヤは明らかに三角形に変形しています。

大型バイクのタイヤはセンターとエッジの中間部分が最も減ります。

サーキットやお山を走る際、加速区間で大パワーを受けとめる部分です。

外すと分かるのですが、使用後のタイヤはこの中間部分がペラペラになってしまいます。

 

また、ハイグリップタイヤはある程度減るとグリップが落ちると言われます。

とは言え、正直な話それを実感するのは難しい。

ところが最新バイクは電子制御が満載です。

最新式のトラクションコントロールは6軸センサーで車体姿勢まで感知しています。

ご多分に漏れずRR-Rのトラコンも最新式中の最新式!!

そのため、タイヤのグリップが足りなければトラコンが確実にフォローしてくれます。

 

で、使い古したタイヤで走るとどうなるかと申しますと、

ところかまわずトラコンのランプがピカピカ点滅しっぱなしになるのです。

218psの凄まじいパワーはグリップの落ちたタイヤに容赦をしません。

これね、実を言えば走行中はあまり感じていません。

走行後にゴープロの画像を見て驚きます。

たまにしか走らない素人の感覚なんてそんなものです。

電子制御が優秀過ぎるとも言えます。

だからこそ下手くそほど遅いくせに転倒したりするのです。

すり減ったタイヤを使い続ければ、やがては電子制御で補いきれない物理的限界を超え、最悪の事態を招きかねない。

その限界は意外と早く来る。

 

そして、新品タイヤに履き替えると、

トラコンが作動しなくなります。

全く作動しないわけではありませんが明らかに減ります。

同じように走っていても新品タイヤはグリップしまくりなんです。

本気でレースをやる人たちがスパコルを30分しか使わなかったりします。

超もったいないとか思うのが素人。

結果を求める人たちからすれば当然のことなのでしょう。

 

そんなわけで、すり減ったタイヤはグリップが落ちるって本当なんだ。

それも意外と早くから。

と、今更ながらに当たり前のことを実感するヘッポコライダー。

 

ヘッポコでも218psに乗れてしまう最新の電子制御に感謝する今日この頃。

 

追伸‼️

肝心なことを書き忘れました。

私のタイヤにかかるコストについて。

これはタイヤ別にかなりの違いがあります。

スパコルは1kmあたり約40円。

パワーカップ2は1kmあたり約20円です。

なんとオイル交換よりもタイヤ交換のサイクルの方が短いのです。

RR-Rに乗るには金銭的にもそれなりの覚悟が必要です。

約8000kmの走行距離で18万円ほどタイヤ費を使っています。