筑波サーキットの帰り道、夕暮れ間近な空と広大な畑。

 

なぁ~んにも無い大地にただ風が吹いてるぅ~♪

 

鼻歌を歌いながらのんびりと帰路につきます。

 

俺はなんて幸せなんだろう、と心から思うのです。

 

 

大好きなバイクでサーキットを走れること。

 

ピットで愛車を眺めながらおにぎりを頬張ること。

 

待ち時間に ただただ ぼーーっ とコースを眺めていること。

ストレートを駆け抜ける爆音を聞きながら、なぜか心は穏やかになっていきます。

 

そんなとき、満たされてるなぁ~ と実感するのです。

 

貧しい者とは、ほとんど何も持っていない人間のことではなく、

もっと多くを渇望する人間のことを言う。

 

毎度毎度のセネカで申し訳ない。

でもこの人良いこと言うのよ。

 

若かりし頃、「金持ちになりたい」とバカな夢を語っていた私。

今なら何となく分かります。

お金は無いと困るけど、お金だけでは幸せになれません。

他の誰かと比べているうちは分からないのです。

 

 

そして、幸せの締めは、娘をギュッとハグしたとき。

「パパ大好き」と言われて、涙が出るほどの幸せを感じる。

俺は毎日幸せだ。

 

満たされ過ぎて、「もうこれ以上何も要らない」 と ボスに言ったら、

 

「おいおい、勘弁しろよ」 と ケツを叩かれ、仕事でこれ以上ないほどのストレスを感じる。

 

でも、それでいいのです。

楽しいばかりの人生なんてつまらないです。

乗り越える壁は大きいほど燃えます。

ストレスの向こう側には「達成感」があるから。

 

なるべく小さな幸せと

なるべく小さな不幸せ

なるべくいっぱい集めよう

そんな気持ちわかるでしょう

 

はい、分かります。