ミシュランパワーカップ2とピレリスーパーコルサSC1の比較です。

筑波サーキットを2回、お山を10回ほど、距離にして1,000kmほど走行した時点でのフロントタイヤの比較になります。

 

先ずはミシュランパワーカップ2の画像。

 

次にピレリスーパーコルサSC1の画像。

 

その差は歴然。

ピレリは既にスリップサインが出ております。

対してミシュランはスリップサインが出るまでには倍ほど走れそうです。

 

どちらも公道OKなレーシングタイヤとの位置付けで販売されております。

しかし、実際に使用した感想としては、ミシュランパワーカップ2はサーキットOKなハイグリップタイヤです。

それはタイム差にも如実に表れ、ピレリならば私の拙い技術でも筑波サーキットを1分4秒台で走ることができます。

パワーカップ2では5秒台が限界です。

走っていて明らかに安心感が違うのです。

 

たぶんですが、タイム差が発生する一番の原因が画像のフロントタイヤにあると思います。

サーキットではブレーキを残したままコーナーに突っ込みます。

十分にフロントタイヤを潰して旋回力を得る必要があるからです。

突っ込みの速度が遅いとタイムは削れません。

当然のことながらタイヤは ハイグリップ=摩耗が早い です。

減らないミシュラン、すぐに減るピレリ。

どちらがサーキットを速く走れるかは一目瞭然です。

同じようなコンセプトで売り出しているのも関わらず、レースなどでパワーカップ2が使われない理由でもあると思います。

 

ただし、サーキットでも楽しく走ること優先であれば非常に良いタイヤであることは確かです。

私みたいな素人のジジイでも筑波を5秒台で走れて、公道でも温度依存性の低さから安心して装着できる。

そんなスーパーなタイヤはなかなかありません。

 

筑波をオーバーサスペンション無しで走るとリアにアブレーションが発生しますけどね。