先日の筑波サーキットでの出来事です。

私が筑波を走るとき必ず1枠に一度以上転倒があります。

赤旗中断で走行時間が削られることも少なくありません。

同じ転倒でも自らのミスによる単独転倒ならば自己責任と思うしかありません。

ところが明らかに無理な走りによる巻き込み事故や、確認不足による接触、マナー違反による衝突による転倒や怪我、マシンの損傷についても自己責任なのがサーキットです。

その意味では公道の方が傍若無人な輩から道路交通法で守られていると言えなくもありません。

ですから、私はサーキットでは公道以上に安全マージンを確保する走りを心がけております。

ここで言う安全とは「自分はマナーを守っている」とか、そんな綺麗ごとで済まされることではありません。

いつどこから襲い掛かってくるか分からない敵が常に潜んでいると思うことです。

まぁ、そうは言っても前走車に大半の注意を向けることになりますが。

 

特に先日のように込み合った際のファミリー枠は要注意です。

最終コーナーや1コーナーの突っ込みは速度が乗っているだけにより安全に心がけます。

サーキットでも安全第一なのです。

ですからファミリー枠ではクリアラップ以外絶対にタイムは更新できません。

込み合ったサーキットでも縫うように抜きながらタイムを出す猛者達には心から尊敬の念を抱きます。

私には無理です。

 

そんなわけで、たまたま撮影した「あわやハイサイドシーン」です。

後輪が滑り始めた瞬間からスロー再生にしてあります。

念のため、この方が傍若無人だと言っているわけではありません。

サーキットではあるあるであり特に珍しいことでもありませんから。

 

ただ、何となく嫌な予感がして距離を保っていたのは確かです。

何度もサーキットを走っていると、危険予知的シックスセンスが働くようになります。

 

 

それにしても凄まじいブラックマークです。

よくぞ立て直した、と心の中で拍手を送りました。

ちなみに、画像では遠くに見えますが、この瞬間いろいろなものが私に向かって飛んできました。

巻き込まれる!!、と思い、恐怖で心臓バクバクでした。