愛車CBR1000RR-Rのマフラーを交換して少しだけ走ってみました。

鈍感な私はスリップオン交換による低速トルクの低下など全く感じることができませんでした。

そのくせ小心者の私は何事においても準備を怠りません。

鈍感なくせに起こりうるリスクへの対処については抜かりなく、可能な限りの対策を講じてしまうのです。

小心者あるあるですね。

ですから、前回の投稿で装着した燃調ユニットもマフラー購入と時を同じくして購入していたわけです。

 

しかし、年々複雑になるシステムに対する燃調などのユニットは、これまた機能の充実に合わせるように高額となり、装着とセッティングには高度な知識と技術を要する一部のエンジニア様に頼らざる負えなくなってきています。

更には車検などを考えるたとき、簡単に元の設定に戻せるものでなければ困ります。

そんな我ままな要望を叶えてくれるユニットはないかと探していた時、ヤフオクで見つけてしまったのです。

今回私がヤフオクで購入した燃調ユニットは2万円程度と格安。

しかもO2センサーのカプラーに割り込ませるだけの簡単装着。

セッティングもユニットのダイヤルを回すだけです。

そんなわけで素人の私にも装着とセッティングが可能になるわけです。

また、いつでもノーマル設定に戻せます。

だからこそいろいろな意味で心配でもありました。

 

案の定と申しますか、装着後最初の試走では変化を感じることができませんでした。

推奨値のセッティングで試走したのですが、装着前より低速のフィーリングが悪くなったようにさえ感じました。

やっちまったな、と思いましたよ。

燃調ユニットで2万円は安すぎるよなぁ~ と安易に購入した自分に反省もしました。

そうは言っても、悪化もしくは低速のパワー不足が改善しない原因を素人の私が考えても分かりません。

保証はないことに同意して購入したものの、販売元に問い合わせたところ、丁寧に対応してくださいました。

その説明通りに再度セッティングを行うことで問題解決となったのです。

 

最初はコントローラーをサイドカバーの中に装着しました。

そのため走行しながらのセッティング変更ができませんでした。

推奨値で大丈夫だろうくらいの安易な思いもありました。

 

そこで配線を伸ばし、カプラーで接続することでコントローラーの位置を変更可能にし、

サイドカバーの中に装着していたコントローラーを外に出し、

とりあえずはインシュロックで仮止めしました。

セッティングが出ればシート下に収めるつもりです。

夜中に試走をしたので電源の青いランプが妙に目立ちました。

結果、推奨設定では少し濃かったようで、ノーマル状態から徐々に濃くしていき、推奨値より半メモリ薄める設定にしたところ低速でのパワー感が段違いに良くなりました。

半メモリなんて本当に僅かな操作で、燃調が如何に繊細なものであるかが分かりました。

最初に変化を感じず、逆に悪くなったように感じた原因は燃調が濃くかぶるような状態であったためと思われます。

パーシャルでもボコボコ感がありました。

 

今回の件でセンサーに割り込ませる方式の燃調についても調べました。

O2センサーと言っても種類があり、RR-Rのセンサーは全域で感知するシステムになっており、そのためアクセル開度や回転数に関係なく、割り込ませることで燃調が可能になるようです。

私の場合は約6000回転以下の低回転域のみ燃調を行うように配線してあります。

 

賭けでしたが、このヤフオク燃調ユニットかなりお買い得だと思いますよ。