メッキチェーン給油不要論が巷を席捲する昨今。

それでも私はメッキチェーンにも給油をします。

何故ならば給油後は明らかにフィーリングが良くなるからです。

鈍感な私が分かるくらいの違いが出るのですから間違いありません。

以前にも申し上げた通り、オートバイの駆動系パーツの中で、交換後最も効果を実感できるのはチェーンです。

特に純正の安価なチェーンから各メーカーの最高級品に交換したその直後と言ったら、そりゃもう、

「か・い・か・ん」 と言葉が漏れちゃうくらいです。

一気に乗り味がシルキーになります。

 

そんなわけで今回はたまたまナップスで見つけたこいつを使います。

円陣屋至高のCPO・RとABSOです。

ミニサイズをセット販売していたので購入してみました。

 

先ずはCPOから、こいつはチェーンオイルです。

シリンジでちまちまと一コマに一滴ずつ塗布します。

塗布後に後輪を手で回すとチェーンの音が消え、無音で後輪が回り続けるようになります。

走行中も明らかに動きがスムーズになります。

スプレータイプのチェーンオイルと比較して飛び散りも少なく、更には汚れも飛ばしてくれるという優れもの。

デメリットは高価なことですが、使用量に無駄がないので結局コスパにも優れることになると思います。

一回の使用で画像のシリンジに注入したオイルの半分も使いません。

100均で売られている小さなシリンジですから、画像の量で数ccです。

 

次にABSOをフロントフォークに塗布します。

こいつはサスペンションの動きを良くするオイルです。

ダストシールを外してフォークインナーを綺麗に清掃後ABSOを塗布します。

その後フロントフォークを何度か動かし馴染ませます。

余分なオイルを拭き取って作業終了。

これについてはどうなんでしょうか?

塗った直後は良いかもしれませんが、100kmほど走行後に再度ダストシールを外してみると、すっかり塗布前の状態に戻っていました。

結果としてサラサラのオイルをフォークに塗布してもあまり意味は無いと思います。

また、新しいオーリンズのダストシールにはスプリングが付いています。

ゴミや汚れが入り込まないようにギュッと締めているわけです。

ですからオイルもギュッと外に追い出しちゃいます。

 

話は変り、大変しつこいようですがオーバーサスペンションのオイル漏れについて。

装着後4回走行しました。

一回当たり約100km、走った場所はお山。

販売元にオイル漏れを報告したところ、「しばらく使えば適量になって止まる」との返答がありました。

その「しばらく」っていつごろでしょうか?

400km走っても止まらないオイル漏れって、結局は中身が空になれば止まるってことですか??

画像の通り、盛大に漏れ続けています。

再度販売元に問合せ中です。

まぁ、なんと申し上げますか、「オイル漏れするよ」、みたいな製品は如何なものかと思ってしまうのは日本人だからですか??

イタリアではこれくらいのことは許容範囲なのかもしれませんね。

次の返答を楽しみに待つことにします。