私は怪しいものほど自ら確かめなくては治まらない性分です。

他人様のご意見は参考にはしますが信用はしません。

そんなわけで巷で噂のオカルトパーツを購入してしまいました。

とっても良いと言う方も居れば、全く効果が感じられないと言う方も居ます。

両方のご意見がある方が真実味がありますが、故に真実は分からなくなります(笑)

そんなオーバーサスペンションは大そうなケースに収められ海を渡って届きました。

発注から到着まで2週間ほどかかりました。

 

そんなケースを開けてみると、中身も随分大そうです。

ちなみに「大そう」は全て漢字で書くと「大層」にと書きます。

なんだか読みにくいので平仮名にしました。

こいつは実売価格47,300円です。

興味の無い方からしてみたら、こんな物に47,300円も出すなんてアホかと思われるでしょう。

しかし、お酒もタバコもやらない私からしてみると、お金を払って酒やタバコで体を痛めつけ、更には感染病を蔓延させる人たちの方が信じられません。

ですが、酒もタバコも合法ドラックですから、それについて誰も文句は言えません。

強いて誰が悪いかと言えば、それを合法としている国が悪いと思います。

 

話を戻して、オーバーサスペンションの本体はこんな感じです。

ずっしりと重さを感じます。

バネ下を軽くするのが運動性能を上げる鉄則だと信じてきました。

それなのにこんな重りを47,300円も払って付けることになるとは。

こいつが良い効果を発揮したとしたら、鉄則は必ずしも正解ではないことになります。

っていうか、鉄則じゃなくなります。

プラスマイナスの記号が書いてあるのでダイヤルで動きが変わるはずです。

どっちに回すとどうなるのか今の段階では分かっていません。

ダイヤルを回して手で振ってみましたが違いを感じませんでした。

 

下側はこんな感じ。

Openとか書いてあるとつい分解して仕組みを確かめたくなります。

新品だし分解可能かも分からないのでそこは ぐっ と我慢します。

 

意味不明な言語が書かれたカラー。

真ん中のボルトがブラケットとの固定用。

上下のボルトが本体固定&ブラケットとの固定になります。

 

削り出し感満載のブラケット。

リアのアクスルシャフトと友締めします。

チェーンアジャスターを兼ねることになります。

このブラケットが車種専用設計なのか?

本体も車種によって違うのでしょうか?

 

説明書はペライチで異国語のみ。

全く理解できません。

締め付けトルクが分かっただけでも良しとします。

 

なぜ大枚叩いてオーバーサスペンションなるオカルトパーツを購入したかと申しますと。

パワーカップ2の筑波サーキット走行時に発生するリアタイヤのアブレーション対策です。

仕組みから考えるにオーバーサスペンションはマスダンパーに近いものであるはず。

縦方向の無駄な動きを制御することができれば、常にタイヤを路面に押し付ける働きをすることになり、結果的にアブレーションを防ぐのでは、と思ったのです。

果たして目論見通りの働きをしてくれるのでしょうか?

ちなみにCBR1000RR-Rは私みたいなヘッポコが乗っても常に高いトラクションを感じることができるマシンです。

現状ではパワーカップのアブレーション以外にはオーバーサスペンションの必要性は感じません。

実際にピレリディアブロスーパーコルサSC1で走行した際に一切アブレーションは発生しなかったので、単にパワーカップの特性による問題である可能性もあります。

だとしたら、その意味では47,300円が無駄になります。

 

私、正直者なので効果を感じない場合は感じないと素直に報告いたします。

って言うか、効果あってくれよ。

 

なんたって47,300円ですから・・・