ついに新型ハヤブサが出ましたね。
初代ハヤブサは私がバイク沼にどっぷりはまる原因となったバイクなのです。
中年オヤジが一念発起して大型二輪免許を取得して、最初のバイクに選んだのがハヤブサです。
実はCB1300SFを購入予定でしたが、たまたま中古で入ってきたハヤブサに一目ぼれ。
周囲の反対を押し切って購入してしまいました。
最初のバイクがハヤブサでは危ないと、バイク屋さんにも反対されました。
ところが、乗ってみると予想以上に凄まじいパワーではありましたが、反面非常に乗りやすく安定感のあるバイクであり、走るほどに益々ほれ込んだしだいです。
しかし、ある程度慣れてくると、そのパワーを楽しみたいのだが、楽しむ場所が無いことにストレスを感じるようになりました。
公道では必要十分なパワーと制動力も、サーキットに持ち込んだとき、先ずはブレーキに不満がでます。
筑波サーキットを全開で10周もするとブレーキのタッチが明らかに悪化し、とても怖い思いをしました。
バンク角も浅く、カウルやスタンド、エンジンカバーまで擦ってしまいます。
だからと言って、公道でその有り余るパワーをフルに使うことは不可能です。
また有り余るパワーとトルクに対して電子制御は皆無、非常にリスキーでもありました。
ハヤブサを知り、ハヤブサの性能にほれ込むほどに、それが不満になるという悪循環に陥ったのです。
新型ハヤブサの変更内容を見る限り、新型というよりはマイナーチェンジですね。
ですが、初代ハヤブサを知る私としては、ハヤブサのネガな部分を払拭した素晴らしい進化だと感じます。
もし日本にアウトバーンがあれば間違いなく購入すると思いますね。
これまで数台のバイクを乗り継ぎ、ツーリングもサーキットもカスタムも一通りやりました。
一時期は3台のバイクを一度に所有していました。
その結果理解したことは、趣味のバイクであれば振り切ることが大事である、ということです。
ツーリングもサーキットもカスタムも、全部を一台で極めたいなんてことを考えても、それは無理ってことです。
どれも中途半端になり、結局凄く悩むことになります。
自分が一番やりたいこと、そのためには何がベストかを考え、それ以外の要素は無視した方が、結果的には幸せになれる、と私は思うのです。