前回の続きになります。

新品のブレーキパッドが筑波サーキットを40分走行しただけでボロボロになりました。

この件についてZCOOブレーキパッド販売元である岡田商事様に質問をしたところ。

私の扱い方が悪いので画像のように「巣」が現れたような状態になった。と説明を受けました。

 

では、具体的に何がどう悪かったのかとお聞きすると、、

 

熱入れができていない状態でハードブレーキングを繰り返したことが原因である。

 

とご指摘を受けたのです。

 

では、熱入れとはいかなるものか? と質問をしたところ、、

 

文章では言い表せない感覚的なものである。 

とのことで、再度お電話で説明をしていただきました。

 

当初の説明によると、ZCOOタイプCはバックプレートまで熱を入れないと本来の性能を発揮できず、

今回の場合、私の熱の入れ方が足りないので表面が毟れたようになってしまった。

そのような状態になったパッドは再度熱入れはできない。

申し訳ないが、通常のZCOO(タイプC以外)の購入をお勧めします。

と言われてしまいました。

要は、あなたの扱い方が悪いからこのパッドはもう使えません。

他のパッドを購入してください。 ってことです。

 

いやいや、、簡単におっしゃいますが、このパッドはセットで2万円ですよ!!

 

それをたったの40分使っただけで捨てろとおっしゃるのですか!!!

 

どう考えても納得できない私は更に質問をしました。

では、熱入れの方法について具体的に教えてください。 と。

すると以下のような返答がありました。

熱入れについては全日本クラスのライダーの中にもできない方が居て、文章では正確に説明することは困難であり、もし可能であれば熱入れができるエキスパートにお願いした方が良い。

と言われました。

 

この説明を受けた時点で頭の中は???マークでいっぱいです。

 

そこで更に質問をしました。

筑波の裏ストレートから最終コーナーへは240km/h以上の速度からのブレーキングになります。

ホームグランド前から1コーナーへの突っ込だって200km/h以上からの減速です。

その他、筑波はヘアピンが2か所もあり、170km/h以上の速度から都度フルブレーキングです。

その状況で熱が入らないパッドって、いったいどこなら入れられるのですか??

 

そう質問したところ、折り返しの連絡では「速度ではなくやり方」に変わりました。

またもや全日本クラスのプロライダーのお話として説明を受けました。

(その方がどなたなのかは分かりません)

筑波であれば、70%程度のブレーキで5周ほど走る必要がある。

それを怠ったためにパッドがダメになったと思われる。

そう説明をが変わりました。

これも感覚的なお話で、その日の走行条件を含めた様々な要因によりやり方は変わる。と言うのです。

結局、最後まで明確な方法は教えていただけませんでした。

 

そして、ここまで説明を受けて思いました。

 

あれ?? 熱入れはどこにいったの???

 

そもそも、70%の走りでバックプレートまで焼くことなんてできませんよね。

 

もうね、この時点であきらめました。

だって、どう考えても販売元の担当者が明確な取り扱いを理解していない製品を、私のような素人が扱うことなんてできませんから。

説明通りだとして、エキスパート以外には真似できない走りを求められたらお手上げです。

 

でもね、普通にナップスのような量販店で「良いパッドですよ」ってことで販売しているわけです。

購入したナップスの店員さんも「値段なりに高性能なパッドです」しか言いませんでした。

全日本クラス(このクラスの意味も分かりませんが?)のエキスパートライダーでさえ難しい作業を、感覚的に実行しなければ性能を発揮しないならば、私のような下手くそには使えません。

 

そんな説明はどこにもありませんけどね。

 

更に言えば、筑波だって1周目から全開で走っているわけではありません。

ウォームアップランから徐々に速度を上げていきます。

その際、必然的に慣らしであったり、当たり付けを行っていることになると思っていました。

勿論、パッド装着前にディスクは洗浄して、前のパッドの被膜が残らないようにしました。

それでも今回の説明から、パッドの慣らしが足りなかったことになるのでしょうね。

 

巷で評判のZCOOタイプCってそんなに難しいパッドなの??