前回の続きになります。

ブレンボのパッドからZCOOタイプCに交換したところフロントブレーキの引きずりが酷くなりました。

そのことについて、ZCOOの販売元である岡田商事様に質問をしたところ、実に丁寧な返答をいただきました。

 

と、ところが!!

 

私が送った一枚の画像により、いきなり雲行きが怪しくなります。

 

私は真面目で素直な性格なので、岡田商事様からご指摘いただいた、引きずりの原因となる事項について全て再確認をいたしました。

フロント周りのボルト・ナットをバラし、全て規定トルクで締め直すとともに、キャリパーの洗浄及びもみだしも再度行いました。

それでも、引きづりの症状に改善は見られません。

しかし、キャリパーをメンテナンス中、ある現象に気づいたのです。

それは、「右側だけ引きずる」ことです。

左側のキャリパーのみを装着した状態でフロントタイヤを空転させると、実にスムーズに数回空転を続けます。

シャリシャリと軽く擦る音とともに軽やかに回り続けるではありませんか!!

次に右側だけを装着してタイヤを空転させると、1回転ほどしか空転しません。

なぜ右だけ引きづるのだろうと思い、目を凝らして各部を確認すると、、

右側のパッドの表面が非常に荒れていることに気づきました。

(目を凝らさなくて分かりますよね・・・)

質の悪い鋳物を切削した際に発生する「巣」のようなものが発生しています。

左側も多少は荒れた感じになっていますが、右側のように酷い状態ではありません。

 

そこで、この画像を岡田商事様に送信したのです。

「この現象は引きづりの原因とは関係ありませんか?」と質問を添えて。

 

すると、それまでメールでのやり取りであったものが、突然担当者様から電話がかかってきました。

 

内容は、パッドの状態に問題があり、それが引きずりの原因となっている可能性があると。

 

その際の説明を要約すると、「扱い方が悪い」とのことでした。

扱い=「走り方」に問題がある。というのです。

 

えっ!!! 私が悪いの???

 

 

つづく。