筑波サーキット4回目の投稿でパワーカップ2の現状が5部山程度とお伝えしました。

見た目の感じでお伝えしたのですが、パワーカップ2の新品在庫もあることですから、正確に減り具合を計測してみることにしました。

 

先ずは新品タイヤの計測から。

届いたそのまま、まだラップにくるまれております。

クローゼットの中で冷暗保管しています。

そのラップを少しめくって新品タイヤの値をノギスで計測します。

上の画像は新品のフロントタイヤサイドの溝(穴)です。

パワーカップはサイドだけ見るとスリックタイヤのようです。

 

新品タイヤの溝の深さの実測値は以下の通り。

フロント:センター4mm  サイド3mm

リア:センター5.8mm  サイド3.8mm

 

次に筑波サーキットで走行会も含め4回使用したタイヤの実測値です。

1枠20分×2枠×4回=160分使用

サーキット走行以外にもお山を含む公道を約440km走行しております。

合計の走行距離は約800kmです。

ちなみにサーキットの総走行距離は約364kmになります。

 

使用したタイヤは新品と比較するとかなりボロボロです。

上の画像はリアのセンターをノギスで計測しているものです。

 

下はリアのサイドの穴を計測したもの。

 

実測値は驚くべきものでした。

 

使用タイヤの実測値は下記の通り。

フロント:センター4mm  サイド2.9mm

リア:センター4.2mm  サイド2.8mm

 

走行距離800km、サーキット走行時間235分のタイヤなのに、実測値でフロントは誤差程度の摩耗しかしていないことになります。

リアにしてもセンターで1.6mm 、サイドで1mm しか摩耗していません。

これを率に直すと、

フロントの溝の残りは約100%

リアの溝の残りは、センターで72% 、サイドで73% という結果になりました。

 

更に、リアは途中で逆履きしています。

右コーナーの比率が極端に高い筑波では右側ばかり減ります。

そして、逆履きした右サイドの残りは、な、なんと、3.5mmあるのです。

この残り溝を率に直すと、92%となります。

 

この値は驚異的だと思います。

新車納車時に装着されていたピレリディアブロスーパーコルサSPは慣らし1000kmを含めた1300kmで終わってしまったことを考えると、パワーカップ2は素晴らしいコストパフォーマンスです。

 

初となる走行会の筑波では1分10秒台とツーリングペースでしたが、4回目は5秒台で走っています。

めっちゃ速くはありませんが、そこそこのペースにはなってきていると思うのです。

それでも、最も摩耗している部分でも7部山残っていることになります。

フロントなんて減ってないのですよ!!!(減ってないことはない)

 

この数値を見て、私自身間違いではないかと思い、何度も測りなおしました。

ところが何度測っても数値は同じ。

その証明と言ってはなんですが、この部分を見ると分かるのです。

上の画像はリアのサイド溝(穴)のアップです。

よーく見ると分かるのですが、ビバンダム君の形跡が残っています。

 

下の画像は新品タイヤのビバンダム君。

そうなんです、この程度の深さしかないマークが残っているということは、それだけしか摩耗していないという確かな証拠になるのです。

サイドだってこれだけドロドロに溶けているわけですから、使えてないわけじゃありません。

 

ちなみに現在のフロントタイヤの画像が下です。

見た目からも摩耗していませんよね。

 

私には絶対的なタイムトライアルやレースで勝つ、みたいなことは分かりません。

ただ、パワーカップ2はコストパフォーマンスと性能の両面において、公道もサーキットも両方走る、そんなバイク乗りにとって最強のタイヤではないか思います。

気温5度のお山を不安なく走れて、タイヤウォーマーでキンキンに温めたサーキット走行でも性能を発揮する。

そんなタイヤ他にありますか?

今後のスーパースポーツ系バイクの標準装備は全てパワーカップ2になるのでは? と思ってしまうほどです。

 

パワーカップ2の在庫も持ちながら、実はお試しという意味で例の最強タイヤも仕入れました。

誰もが認める溝付き最強タイヤの前バージョンです。

今なら在庫をネットでお安く買えます。

その中でも驚異の安売りを発見したのでポチッとしてしまいました。

さてさて、世界が認める溝付き最強タイヤはどんな結果をもたらせてくれるのでしょうか。

 

その前に、パワーカップ2はどこまで使えるのでしょう???

ミシュラン恐るべし!!!