前々回の投稿で、慣らし中でもその凄さが十分伝わると申し上げました。
この「凄い」をあえて言い換えるとするならば、「このマシンはずるい」になると思うのです。
私はABSに電子制御サスペンション、ウイリーコントロールなどが付く最新マシンに乗るのはこれが初めてです。
6Rに乗っているとき、そんなものは要らないと思っていました。
軽さこそ全て、と思い、とにもかくにも軽いマシンを望みました。
そのため、6RはABSさえ装備されていないものを選びました。
そして、実際にコースを走っても、最新デバイス満載のリッターSSに引けを取ることはありません。
ところがです、CBRに乗ってみて、ええええ~~~~!! と感じることの多さに感動しています。
先ずはブレーキです。
6Rでは前後ブレーキをフルに使ってコーナーに突っ込もうとすれば、すぐにリアタイヤがスネークを始めました。
ですから、かなり慎重にリアブレーキをコントロールする必要があり、コースではほとんどの場合、フロントブレーキのみを使用することになりました。
ところがです、CBRで同じように前後ブレーキをフルに使うと、車体全体が路面に押し付けられるような挙動を示し、ほんのわずかにリアブレーキのABSが作動する硬質な感触をペダルに伝えるのみで、まるで何事もなかったかのように完ぺきに安定した状態で減速を続けます。
当然リアが暴れるようなことはなく、安定した挙動からスムーズにリーンに入ることができます。
この素晴らしい動きはABSだけの働きではなく、前後サスペンションの電子制御が大きく貢献していると思われます。
ブレーキングで前後タイヤが路面を掴むような感覚、これを始めて体験した際の驚きと感動は、「なんじゃこりゃ~!!」でした。
ブレーキはCBRの「ずるい」のほんの一例でしかありません。
とにかく、乗れば分かるのですが、走りの全てが「ずるい」レベルの高性能です。
「俺、すごいもの手に入れちゃったなぁ」と、本当にそう思わせてくれます。
CBRの「ずるい話」は今後も随時継続するとして、前回も少し触れたアフターマフラーについて。
既にコース専用としてアクラボビッチとSCから発売されています。
先ずはアクラボビッチのスリップオンチタン。
なんだか純正とあまり変わりがありませんね。
排気バルブはどうなっているのでしょうか?
次にSC製。
ちっちゃ!!
これは小さいですね。
とてもレーシーだとは思うのですが、音量はジェット機並み。
早朝自宅前でエンジンを始動するだけでも苦情が来そうです。
音量規制が厳しくなった昨今、コースでも使用できないと思うのですが??
今のところ、純正で良いかなと思うのは私だけでしょうか?
今後発売されるであろう日本メーカーの製品に期待します。