幸せは人が運んでくるものとききました。
だから、人のために何かをやる人、親切な人、家族や友達を愛することができる人は幸せになる。
なぜなら、愛された人たちは、愛してくれた人の幸せを願うから。
高校3年間を応援団団長として、人を応援することに青春を捧げた少年の話をTVで見ました。
代々受け継がれたボロボロの学ランを着て、下駄を鳴らして登校する。
いまどきの高校生なら、絶対に拒否するだろうと思われる、昔ながらのバンカラ。
その姿を見るだけでも、何物にも代えがたい大切なものを背負っている、そんなふうに感じました。
3年間、声が枯れるまで、頑張る同級生たちの応援をし続けた彼、本当ならば最後の応援となるはずだった夏は、コロナで無くなってしまいました。
そんな彼に、最後となる壮行会で、全校生徒が送ったエール。
応援し続けた彼が、最後に応援される側に。
なんだか理屈じゃなく、その子供たちの姿に感動しちゃって涙が止まりませんでした。
一生懸命努力する人を応援する人、その応援する人を応援する人。
人は支えあって生きていく、そんな当たり前のことが分からない人たちが多い中、この子どもたちは、きっと素敵な人生を歩んでいくのではないか、そんなふうに思えます。
損得抜きで、人にためになにかをする人は幸せになる。
それって本当だなぁ、と思いました。