脳科学や心理学や物理学に興味を持ち、当たり前のことではありますが、それら全てに繋がりがあり、真実はどの視点から見るかにより変わってくることが何となく分りました。

心理学や脳科学が根底で哲学と繋がりがあることはある程度理解できます。

ところが、物理学までもが突き詰めると哲学を抜きには語れないことが意外でした。

 

そこで、今回は心理学から見た心について。

そのまんまじゃねーか、と言われればそのまんまです。

今回読んだ本は浜田寿美男氏の著書(正確には公演内容を本にしたもの)、心はなぜ不自由なのか。

 

内容について最初から説明していたらきりがないので、いきなり結論です。

本の内容からすれば、それが結論ではないかもしれませんが、読んでみて感じたこと。

 

人の心は選択肢が増えることで不自由になった。

いや、選択肢が増えた分だけ、不自由も増えたと言ったほうが正しい。

思わず、うんうん、と納得しちゃいました。

 

やりたいのに、できない。

欲しいのに、買えない。

それらは心の不自由となり、不満、焦り、怒り、嫉妬の感情を生む。

ところが、どんなに厳しい現象であっても、それが自然現象であれば怒りや嫉妬の感情は湧かない。

 

相対的な世界に生きる私たち、物事には常に裏表があり、何かを得るためには何かを失う。

 

大変な状況になっています。

失うものが多くなると思います。

でも、逆に考えれば、得るものも多いはず。

 

何かを一つ失うごとに、心は自由になれるのかな。