脳科学によるとことでは、人が感じる「自由意志」とは、上手くできた勘違いだとしています。
じゃぁ、何が人を動かしているのか?
それは反射です。
反射と言えども、それは脳の能力であり、働きです。
そして、生き物の能力や特性を語るうえで、遺伝的な要素は避けて通れません。
例えば、仕事で成功している人は、自分の実力があってこそと思っているはず。
ところが、遺伝的なことから言わせてもらえば、そんなのはただの運ってことになります。
同様に、何をやっても上手くいかない、なんて思い落ち込んでいる方も、それは単に巡り合わせが悪いだけ、運が悪いだけなんです。
更には、人間性云々にしても、それは生まれたときから持っている、遺伝的特徴によるところが大きく影響するわけで、その意味では「良い人」や「悪い人」も運です。
哲学的なもので、人間の本質や、社会の在り方を説く天才たちも、それはそれができる頭脳を持ったから、結局は運です。
以前にも申し上げましたが、「やればできる子」は居ません。
「できる子はやれる子」です。
何事をするにしても、持って生まれた能力や特性が必ず影響します。
ここで言いたいことは、「良い生き方」をするためには、「良い経験を積むこと」が必要である。
と、申し上げた前回の投稿。
その「良い経験を積む」行為そのものにも、そうするための能力が必要になるってこと。
人が人として生きるための、およそ全ての事に、持って生まれた能力、遺伝が影響するのです。
多くの人とコミュニケーションを取ること、学習をすること、本を読むこと、それらの全ての行為をについて、それを行うための、努力するための、継続するための、能力が必要になります。
要は、経験により能力を高めるためにも、それを行うための持って生まれた能力、それを行うための遺伝子が必要だってことになるのです。
次回に続く。