母親の経験は、子供に遺伝する可能性が高いことが報告されています。

マウスの実験ではありますが、多様な刺激を受ける豊かな環境で育てると、そのマウスの海馬の機能は向上します。

簡単に言えば、脳の働きが良くなるってことですね。

興味深いのは、豊かな環境で育ち、脳の機能が向上したマウスの子どもは、生まれながらに海馬の働きが高くなるということ。

これは、母親の経験が子供に遺伝することを示しています。

この現象を「エピジェネティクス」と言うそうです。

この現象は母親に限り、父親だけが豊かな環境で育ったとしても、その経験が子供に遺伝することはないそうです。

 

 

もし、人間にも同じ現象が起こるとしたら。

 

一般的に、所得の高い家庭の子どもは、学力が高いとされています。

その理由は、経済力の高さが教育の質に影響するから。

それも理由の一つではあると思いますが、それって、後付けの原因ではないでしょうか?

 

そもそも、能力の高い人は所得が高い。

能力が高くて所得の高い人の子どもは、その高い能力が遺伝する。

だから、当然のごとく学力が高い。

更に、母親の豊かで良質な経験までもが受け継がれる。

尚更に優秀な能力を、生まれながらにして得ることになる。

 

「やればできる子」はいない。

「やれる子ができる子」なんですよね~。

この「やる」ってことが能力なんです。

 

だからこそ、一夫多妻制や一妻多夫制を推すのです。

優秀な人が、優秀な遺伝子を残しやすい環境を作れば良いのです。

生物として自然なことだと思います。

 

ちなみに私は優生政策を支持しているわけではありません。

 

ただ、人間も自然の一部です。

人間だけが特別であるはずもなく、自然淘汰はあって然るべき。

それを邪魔して、不幸の原因を作り出しているのも、文明では・・・