今更ですが、改めてZX-6Rの詳細について。

先ずはサスペンション。
フロントはショーワのSFF-BPです。
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セパレート ファンクション フォーク ビッグピストンが正式名称。
読んで字のごとく、このサスペンションは左右それぞれが役割分担をしています。
赤いトップがかっこいいです。

左はプリロードを担当。
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右は減衰を担当しています。
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全ての調整が上から簡単にできちゃう仕組みです。

リアは純正でサブタンクが付くタイプ。
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初期設定のままでも前後のバランスがばっちり決まってる感じ。
動き始めはソフトで荷重がかかると奥で踏ん張る。
コーナリング中のギャップも軽やかにクリアしていきます。

エンジンは636ccですから1000ccオーバーのバイクと比較すると全てがコンパクト。
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エキパイも細いですね~。
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小さいけれどパワーは凄いです。
1200ccのDAEGより低速からパワフルに感じます。
機械としてのクオリティーに違いを感じると申し上げた通り、フリクションロスが非常に小さく、無駄なくパワーを出していると感じます。
更には、DAEGより回して走ってもDAEGよりも燃費が良いです。
DAEGでお山を走ると13km/ℓくらいでしたが、6Rは18km/ℓくらい走ります。
高速を流していると20km/ℓ以上走ります。
SSに燃費を求めてはいなかったので意外でした。
こんなに燃費の良い大型バイクは初めてです。
排気量が約半分ですから当然と言えなくもありませんが、出力は6Rの方が上なのでどうなの?

操作で一番に感じるのはクラッチが軽いこと。
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SSはワイヤークラッチが多いです。
6Rもワイヤーで調整機能もありません。
しかし、これがとても軽くて操作性が良く、アシスト&スリッパークラッチはシフトダウン時にリアが暴れることもなく、常にスムーズに駆動力を路面に伝えます。

シフト操作がスムーズに感じることの要因として、ミッションがクロスしていることもあると思います。
アップもダウンもギア比が近いのでスコスコと気持ちよく決まります。
シフト操作ではミッション自体の精度の高さも感じます。

ブレーキは純正でニッシンのラジポンにモノブロックキャリパーです。
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ニッシンのラジポンは初めてですが、ブレンボやゲイルスピードと比較して劣るとは思えません。
操作性がソフトに感じますが、それが悪いとは思えず何の違和感もありません。
価格は半分以下ですよね。

ニッシンのモノブロックキャリパーもとても良いと思います。
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必要にして十分過ぎる性能と安心感。
とてもコントローラブルで急制動でも怖さがありません。

トラコンとパワーセレクトは左のスイッチ一つで簡単操作です。
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POWERとKTRCが一つのスイッチになっています。
ちょこちょこ変えて遊んでいますが、公道ではあまり違いを感じません。

ライトはプロジェクターです。
通常は片目だけが点灯、それでもとても明るいです。
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塗装の質は分かりませんがグラフィックはほとんどがステッカーです。
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この辺は高級車と比べるとチープな点ではないかと思います。

以上、簡単ではありますが6Rについて。
6Rは4年前に発売されたSSとしては既に旧型、だけど今の私には必要十分な性能。
当分は楽しめそうです。
最新電子制御の200psSSにも興味深々ですが、今はとにかく軽いマシンを楽しみたい。

6Rで早くサーキットを走りたいです。
DAEGとのタイム差がどれくらいになるのか興味ありますよね。
( *´艸`)ふふふ