本当に乗った者だけが、本当に所有した者だけが分かる真実。
お店の試乗車に乗ったとか、ちょっと借りたとか、そんなことだけじゃ感じることができない本当のこと。

で、実際に2台を所有した私がDAEGと6Rをバーサスしてみます。


①先ずはポジション
DAEG:ネイキッドなので楽な姿勢、とにかく自然、疲れない。

6R:SSの中では前傾が緩いとか言われているが、ネイキッドからの乗り換えでは「こりゃきつい」と感じるくらい前傾したポジション。
長時間渋滞にはまるようなことがあれば、間違いなく背筋が悲鳴を上げる。
長距離のツーリングには行きたくない!!
駄菓子菓子、それは速く走るためのポジション、気持ちよく走れる場所では最高のポジションとなります。
足つきはどちらも変わりません。
データ上はDAEGの方が低くいのですが、6Rも低いです。
身長179cmの私だと、どちらもべた足で少し膝が曲がるくらい。

②エンジン
DAEG:低回転から高回転までゴゴゴゴゴ~って感じ。
8000回転以上になると、ぶうぉおおおおおお~~~~って感じ。
擬音で表現してもなんのことかわかりませんよね(笑)
DAEG乗りだけが頷く表現でした。
低回転から高回転まで常にフラットで、回転なりにパワーが盛り上がり、公道では過不足の無い扱いやすさ。
どこでも全開にできちゃう。
広いサーキットでは少々力不足を感じる場合があります。
パワーのある遅いバイクを抜けません(笑)
良く言えば扱いやすい。悪く言えば面白味がない。

6R:まるで精密機械のようです。モーターのようだと表現されることがありますが、非常に精度の高い機械を操る感覚です。
16000回転までスムーズに回るエンジン、スコスコと気持ちよく決まるシフト、8000回転以上で音が変わり、一段と盛り上がるパワー。
全てがスムーズで軽く、そしてパワフル、とにかく気持ち良い。
はっきり言ってしまうと、DAEGと6Rがほぼ同額ということが信じられないくらい機械としてのクオリティーに差を感じます。
排気量が約半分になりますが低速からDAEGよりもスムーズです。
6速3000回転以下からでもスムーズに加速していきます。
エンジンに関しては6Rの圧勝だと思います。

③足回り(サスペンション)
DAEG:どこを走っても快適、バランスの良い足回り。ある程度のペースまでなら最高の足回り。

6R:上質でシルキー、どこを走っても快適、どんなペースにも対応してしまいそうな素晴らしい足回り。(サーキットを走っていないのでその先は?)
今の時点では足回り(ブレーキも含む)も6Rの圧勝、DAEGより劣る部分が見当たりません。
6Rのサスペンションを硬いと感じる方がいるようですが、体重が40kgくらいしかないとかでない限り、硬いと感じる感覚が理解できません?
私は逆に、こんなに柔らかくてサーキットを走れるのかな?と思ってしまうほどです。

その他細かい点は随時レポートしていきます。
6Rに乗り換えて感動したことがまだまだいっぱいあるのです。

ここまではDAEGが6Rより劣るみたいな表現になっている部分が多いのですが、実際にはそうではないと思っています。
事実をありのままにと申しますか、客観的にと申しますか、そんな感じで表現すると、こうなりますが、、
DAEGは日本の公道を気持ちよく走るためのマシン。
6Rはサーキットを速くはしるためのマシン。
そんな2台を比較しても意味がありません。
要はそのマシンで何がしたいか、だと思います。
所有者がしたいことに適したマシンが最高のマシンであり、装備や馬力だけでは測れないことの方が多い。
それが愛車ってやつだと思います。

今、私のやりたいことに応えてくれるのはZX-6R。
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そういうことだと思います。
6Rに乗るのが楽しくて楽しくて。
コーナーを一つクリアするごとにヘルメットの中で奇声を上げています(笑)