今年のお盆はバイク乗りにとっては残念な天気でしたね。
DAEGにビッグラジエターと水温計を装着して面白い現象に気づきました。
なぜなら、前日の雨で当日晴れでも路面はウェット、もしくは朝だけ雨、なんて天気が続きました。
昼間は暑過ぎてビッグバイクに乗るのは苦行以外の何ものでもありません。
ですから早朝に走る方が多いと思います。
ところが早朝のお山は連日ウェットときたもんだ。
結局お盆の間で朝駆けできたのは一日だけでした~。
で、表題の件です。

それは、信号待ちで水温がどんどん下がる現象です。
通常、信号待ちアイドリング状態で水温は上がり続けます。
ところが水温が下がり続けることがあるのです。
多分ですが、サーモスタットの働きによるものだと思うのです。
信号の少ない直線道路をある程度の速度で走行し続けると、水温が70℃前半まで下がっていきます。
そこまで下がるとサーモスタットが働くのだと思います。(閉じる)
すると走行中でも水温が80℃を超えていきます。
設定では80℃を超えるとサーモスタットは再び開くことになっています。
そのタイミングに信号待ちで停車をすると、どんどん水温が下がるのです。
これはラジエター内で冷やされた水が一気にエンジンに入るからだと思います。
もちろんファンが回っているわけではありません。
停車中に水温が下がるのは、なんとも不思議な光景です。
70℃前半まで下がると、今度は一転して上がっていきます。
その間、油温は常に80℃代で安定しています。
水温と比較して油温は変化が少ないのです。
(ちなみに高速道路で水温は80℃以上になりません)
もう一つ気づいたことは、エンジンの調子が良いことです。
純正ラジエターの水温が何度だったのかは分かりませんが、ビッグラジエターに交換してからエンジンの調子がとても良いです。
私は早朝にお山を走るだけ、みたいな使い方をしているので特にかもれません。
水温が70℃~80℃のときにZRXのエンジンはとても機嫌が良いです。
水温が上がり過ぎた状態では明らかにフィーリングが悪くなります。
今のところ、寒い場所は走っていませんから、オーバークールの症状は経験していません。
これから秋になると朝晩は急に冷え込みます。
そのときには何かしら対策を考えようと思います。
まっ、ぶん回して乗れば大丈夫かな(笑)
装着して感じたこと。
ツーリングメインの純正エンジンにビッグラジエターは必要ない。
っていうか、絶対にオーバースペック、冷やし過ぎになります。
メーカーは純正ラジエターに絶妙な性能を与えていると思います。
以上。