梅雨の晴れ間の日曜日。
メクラネジはおまけで付いてきます。
左側前からアンダーカウルの中をのぞいた画像です。
ワイドバンセンサー対応の PLX DM-6 とい機種です。
本体の横幅7センチくらいなのでシート下に余裕で入ります。
でかくてゴツイ奴です。
赤いボディーがレーシーでしょ!!
余った配線がサイドカバーの中でとぐろを巻いています。
先ず解ったこと。
990rpmまで下がっています。(やはりデジタルは良いです)
2000rpmで1%の補正が入っているため、当然アイドリング付近にも影響を及ぼしているはず。
縦軸が回転数、横軸が速度(×10)、ギアは色で識別できます。
この表の色付けしたエリアは、アクセルを一定に保つ走行をしたときに空燃比が薄くなるはずです。
愛社DAEGの画像をジオラマ風にしてみました。
皆さん楽しそうに富士山の周りをグルグル。
行きたかったなぁ~。
そんなとき、バイクに乗らずに何をしていたかと申しますと。
バイクをいじってました。
先日 i-conⅡ を装着、その初期設定とは如何なものなのか?
それを確かめるための装置を装着しておりました。
その装置を装着するため、先ずはマフラーに穴あけをして、センサーボスを付ける必要があります。
私のまふりゃ~はワイバンです。
ワイバンはオールチタン製です。
チタンに穴あけをして溶接をして、更には適合するチタンセンサーボスを在庫しているショップなんてあるのかな?
と考えながら検索すると、あっけなく見つかりました。
ケイマックススピード(k-max speed)さんという倉敷にある4輪のショップです。
しかもですね、発送した日を含めて3日で自宅に届くという早業です。
更に更に、その仕事はとっても綺麗で素晴らしい!!

センサーボスはチタンですが、ネジの素材は鉄です。磁石にくっつきました。
このボスはM18と非常に大きなサイズで、DAEGの純正02センサーはM10なので倍くらいのサイズになります。
DAEGの場合、この大きなセンサーを取り付ける位置はここしかないと思います。

純正02センサーが付いている隣に設置しようとも考えましたが、ワイドバンセンサーの大きさを考えると、かなりピンポイントにセンサーボスの位置決めをしなければなりません。
現物合わせならば可能かもしれませんが、それでもスペース的にはかなり厳しいと思います。
センサーはキャタライザーの手前に装着することという縛りがあるのです。
もう解ったと思いますが、今回装着した装置は 空燃比計 です。

レスポンスも早く、メーターが薄型なのでこいつに決めました。
本体も以外と小さく、オートバイへの装着も容易です。

付属するワイドバンセンサーがこれ。

基本的に今やワイドバンセンサーと言えばボッシュ製だそうです。
本体はこんな感じでレイアウトしました。

ついでにETCの設置場所も変更しました。
ニッコーさんの真似をさせていただきました。
元々四輪車用なので配線がやたら長いです。

それから本体・メーター。コード類ともに防水じゃありません。
急な雨の対策が必要です。
夜中に装着完了。
装着したら試してみたいのが人情です。
早速夜の街に飛び出しましたよ。
ちょっとだけですけどね。
いや、こいつは本当に良いですよ。
嘘偽りの無い真実を教えてくれます。

アイドリングの空燃比が13くらいだってこと(笑)
実は、i-conⅡを装着してからアイドリング回転数が下がりました。
それまで1100rpm~1200rpm くらいあったのですが、、

アイドリングが下がった原因は i-conⅡ の補正がかかって燃調が若干濃くなっているからでは無いかと推測します。
現在はブルーライトニングさんの初期設定です。
この初期設定ではアイドリング付近の900rpmに補正はかけていません。
しかし、i-conの仕組み上、補正をかけた前後は自動的に繋がりを持つように補正がかかります。
DAEGの初期設定がこれです。

次回はアイドリング付近の補正を正常化するため、900rpmに-1%の補正を入れてみようと思います。
それ以外は、この初期マップで特に問題ありません。
問題無いどころか、現状の設定で、アクセルをゆっくり開けていく際の空燃比は13前後、急加速時は12前後のパワー空燃比となります。
更に面白いことに気づきました。
それはアクセルを一定に保つような走行をしたときの空燃比です。
ある回転領域ではアクセルを一定に保つと、14前後に保たれるのです。
私のDAEGはリアタイヤを190/55にサイズアップしているので、多少ノーマルDAEGとは各ギアにおける回転数と速度に違いがありますが、計算すると以下のグラフになります。

元データが下の表になります。

はずです、と暫定的な表現をするのは、公道では3速4000rpmくらいまでの確認が限界だからです。
確かにこのエリアでアクセルを一定に保つと空燃比計は14前後を示しました。
調べたところ、このエリアをクローズドループと呼ぶそうです。
O2センサーが介入して燃料噴射量を低燃費走行に適した割合にするエリアです。
または排ガス規制をクリアするための燃調エリアです。
純正のO2センサーを装着している限り、サブコンでは変更できないエリアとのことです。
ところがですね、ブルーライトニングさんに質問したところ、「基準値内だったら変更できますよ」との答えが返ってきました。
確かに、私のDAEGでもアイドリング回転数が下がる現象が発生していて、アイドリング時の空燃比が13前後になっていることから、多少なりとも変更できていることになると思います。
パワーコマンダー等のサブコンを装着する場合は、O2センサーキャンセル装置を付けます。
理由は上記のクローズドループを解除して低回転から補正をかけるため。
なるほど~ と思っちゃうのですが、よくよく考えるとですね、、
それって本当に必要ですか???
だって、私が予測する限りのクローズドループは、実用域ですよね。
高速道路を普通に走る際、そんなに濃いパワー空燃比にする必要は無いと思うのです。
一般道を60km/hで走行するのに必要以上のパワーが必要ですか??
それって燃費が悪くなるだけじゃないですか。
それだったら、純正O2センサーの良い部分は残して、本当にパワーが必要な部分を調整した方が良いと思うのです。
ちなみに、どの回転域からでも、アクセルを急激に開けると空燃費はリッチになり、パワー空燃比の12前後になりました。
昨夜は少し走っただけなので、ほんの一部分しか検証できていません。
今後もいろいろなパターンを検証していきたいと思います。

おもちゃみたいで可愛いです。
それにしても、空燃比計はかなり楽しめそうです。
何事も自分で確かめなければ気が済まない、私のような捻くれ者にはお薦めです。