カスタム虎の穴5巻を読んで感動した私。
アマゾンで1巻も購入しました。
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1巻については目新しい内容は特に無く、それなりに知っていることばかりでした。
しかしですね、この本は一番大切なことに気付かせてくれます。
カスタムの本なのにカスタムを奨励しません。
常に問いかけてくるのです。
「お前は何のためにカスタムをするのか?」と。
 
この本によれば、私のような奴が最も「愚か者」であることになります。
 
例えば、ここ最近バカみたいに金をつぎ込んでいるサスペンション。
そもそもノーマルに不満がなかったのに、何故高価なリプレース品に交換したか。
一番の理由は「かっこいいから」です。
または、高価なサスペンション=高性能 だと思い込んでいたからです。
そんな理由で交換するから、ネガ な部分ばかりが目立ってきます。
 
オーリンズのサスペンションが高性能であることは間違いないと思います。
しかし、それは「セッティング能力」がある方が装着すれば、の条件付きです。
純正サスペンションも使いこなしていなかったくせに、調整範囲の広い高性能サスペンションを装着しても、更に道に迷うだけです。
それなのに、乗り難いのはサスペンションを換えたからだ、と思いこみ、あれやこれやと弄り倒し、無駄な金をつぎ込んでいる。
メーカーが膨大な時間とコストをかけて作り上げたバランス、それをアホみたいに崩している。
 
それだけではありません。
私はサスペンションのセッティングはプロに任せれば良い結果が出ると思いこんでいました。
これも半分は正解で、半分は間違いだと思います。
サスペンションのセッティングは「いい加減で良い」のです。
「いい加減」とは、私にとって「良い加減」のことです。
私にとって良い加減が、他人に解るわけがありません。
それは私にしか解らない感覚のはずです。
 
実は、今回リアのスプリングを換えた後で少し走り込んでみました。
結果は、う~~ん・・・ です。
 
最も基本となるべき、サグ出しを行いませんでした。
体格も体重もスキルも全く異なる方のセッティング。
はたしてそれが私に合うのでしょうか?
 
今の私に必要なことは、自分自身のスキルと感性を磨くことだと思います。
もっともっと走り込んで、自身で調整を行い、自分だけのベストを見つけることです。
他人に頼っていては自分だけのベストを見つけることはできません。
 
急がば回れ です。
 
 
 
 
「お前は何のためにカスタムをするのか?」
 
乗ったときに 「最高!!」 と叫びたくなるマシンにするためです。