すっげー雪ですね。
ビックリです。
パウダースノーが風に舞い飛ぶ景色は東京とは思えません。
交通量もめっきり少なく、車が走る音さえしません。
そんな静かな雪の土曜日。
一人サスペンションのことを考えています。
スクーデリアオクムラMEダンピングチューニングと同時に交換したスプリング。

実測1kgf/mmのオーリンズスプリングから、0.9kgf/mmのオクムラスプリングに交換したわけです。
実際に乗った感じは非常に好感触でした。
しかし、何となく良かったで済ますことができるほど素直な性格ではありません。
そこでスプリングについて計算してみました。
ノーマルDAEGの装備重量は246kgです。
しかし、私のDAEGは軽量化をしているので、約230kgになります。
装備した私の体重が約80kgだとして、ライダー込みの重量は310kg。
310kgの総重量に対して、DAEGの前後重量比率が 1:1 だとします。
するとフロントにかかる重量は310kgの半分で、155kgになります。
私のDAEGの1G実測値(車重のみで縮む値)は35mmでした。
すなわち、伸びきり状態から35mm縮んだところで155kgがバランスしています。
オーリンズフロントフォークのストローク量は120mmです。
ストローク量120mmから1Gの35mmを差し引くと85mmの残ストロークです。
オクムラスプリングのレートは0.9kgf/mmなので、
フロントフォーク2本で0.9kg×2=1.8kgf/mm
(1mm縮めるために1.8kgの荷重が必要なスプリングのこと)
残ストローク85mm×1.8kgf/mm=153kg
フロントに153kgの荷重がかかるとフルボトムする計算になります。
仮にリアタイヤがギリギリ浮き上がる減速Gがかかったとして、リア側重量は総重量の半分、155kgですから、
153kg+155kg=308kg となります。
ちょっと足りない、ぎりぎりですね。
ちなみに、MOTOGPの最大減速Gが1.6Gです。

そのことからも、ナンバー付きのDAEGでは1Gくらいが限界ではと思います。
実走行では、更にリアサスペンションの伸び側が関係したりします。
あくまでも素人の適当な計算ですよ~~(笑)
間違いに気付いた方はナイショで教えてね。
以上
と、〆てはみたものの、自ら重大な間違いに気づきました。
35mmは車重のみでフロントフォークがストロークした量でした。
私が乗車したときのストローク量は40mmです。
そうなると、以下の計算式になります。
120mm-40mm=80mm
80mm×1.8kgf/mm=144kg
フロントに144kgの加重がかかったときにフルストロークする計算です。
リアの重量が155kgなので、
155kg-144kg=11kg
車重の全てがフロントにかかるとき、スプリングのレートが11kg分不足です。
減速時最大1Gだと仮定すると、リアが浮き上がる前にフルストロークすることになります。
ところが、フロントフォークのストローク量が単純計算では算出できないことにも気づきました。
車重のみで35mmストロークするのに、体重80kgの私が乗車しても40mmしかストロークしません。
更に、現状で12mmのプリロードがかかっています。
オーリンズフロントフォークはプリロードをかけた分だけ、ストローク量が減る仕組みです。
そうなると、残ストロークが減ることになり、更に早い段階でフルストロークしてしまいます。
サスペンションの減衰力等々も加味して、もっと複雑な計算をしなければ正確な数値は出てこないということだと思います。
やはり、実際に走行してみないと解りませんねぇ~。
結局は長々と書いて、解らない が答えでした(笑)
ごめんね~。