私のZRX1200DAEGの前後アクスルシャフトとピポットシャフトはクロモリ製です。
実は、今回タイヤ交換時にホイール脱着を自分で行った際、シャフトを純正に戻し、クロモリ効果を再確認してみたのです。
最近は多数のショップがクロモリシャフトを販売しています。
私のシャフトは某ショップが割引セールをしたときに3点セット一気買いしました。
このシャフト、低コストな作りで精度もそれほど良いとは言えません。
例えば矢印のボルト。

純正や他のショップのシャフトはエキセンの中にボルトが収まり、緩み止めのピンを付ける構造になっています。
私のシャフトは画像の通りボルトが飛び出しています。
エキセンの中にカラーを挿入してホイールを締めつける構造です。
この構造の方が低コストで生産できるからだと思います。
問題はシャフトの長さが微妙に足りていないこと。
緩み止めが付いたボルトを使用していますが、緩み止めの位置までシャフトのネジ部分が届いていないのです。
購入した某ショップに問い合わせたところ、
「本来シャフトは高いトルクで締めつけるので緩み止めなど必要無い」
と仰いました・・・ マジですか・・・
その後のやり取りで、「ご自宅まで交換に伺います」 と言われましたが、、
不具合があればこちらから伺うことで丁重にお断りしました。
だって、最初の交換はショップでやってもらったのです。
当然、ショップの店主はシャフトの長さ不足に気付いていたはず・・・
それを見て見ぬふりしたわけでしょ、 それってプロとしてどうなの?
ちなみにフロントも同じ作りです。

右側のボルトは飛び出しています。
肝心の右側画像が見当たらない・・・
フロントアクスルシャフト側の問題点としては、ボルトの飛び出し云々の前に、フロントフォーククランプ部分の右側径が純正より太いこと。
要は精度が悪いのです。
その為、装着時や外す際はマイナスドライバー等でクランプ部分を相当な力でコジリ開く必要があります。
う~~ん、それなりに評判の良いショップなんだよね~~・・・
俺の買った商品だけが外れなのかなぁ~???
すっかり話がそれてしまいましたが、肝心のクロモリシャフト効果について。
交換すれば純正シャフトとの違いは感じます。
しかし、私が違いを感じたのはフロントアクスルシャフトのみです。
ピポットとリアアクスルシャフトは交換しても全く違いを感じませんでした。
では、フロントアクスルシャフトで感じた違いとは具体的にどのようなものか、
と問われればですね、、
ハンドルから腕に伝わる振動がマイルドになった。
フロントの剛性感が上がったように感じるのです。
しかしですね、あくまでも剛性感であって、実際に強度が向上したのかどうかは解りません。
純正アクスルシャフトとクロモリアクスルシャフトの両方で走行してみました。
どちらの場合も安定するとか不安定になるとか、車体の挙動自体には違いが現れません
ただ、常にクロモリアクスルシャフトの方が手に伝わる振動がマイルドです。
細かい振動と言うか、ノイズみたいなものがカットされる感覚です。
私は買ってしまったので使いますが、公道で使用する限りでは交換の必要性は全く無いと思います。
装着してしまえば見えませんから、カスタム後の目立ち度0%です。
まぁ、必要だとか必要じゃないとか、そんなことを言いだしたらカスタムなんてできませんけどねぇ(笑)
以上。