軟禁 | バベルの平屋
いつものように目を覚まし、まだ起きてない身体を無理やり動かして雨戸を開けると朝の太陽の光が俺の全身を包み込み覚醒させてくれる。

モーニングコーヒーを一口含み、喉に流しこむとコーヒーの苦味が食道を通り胃へと流れていくのがはっきりわからる。


俺はシャワーへ入り、鼻歌交じりにお気に入りのレモン石鹸で髪を洗っていた。


この時の俺は・・・・・あんな大惨事なることは知る由もなく、いつもの日常の一コマの中にいた。


皆さんこんにばんちは、羽鈴です。


さて、ひとしきりシャワーを堪能した俺が脱衣所に出ようとした瞬間。。。



バキッ!とゆう音と共に風呂場の扉の取っ手が割れて落ちた。


やっちまった~と思いつつ扉を開けようとしたが全く開かなかった。


なんで開かなかったって言うと、だいたい何処の家の風呂もそうだと思うけど、スライドタイプで風呂側へ折りたたまれる構造になってて、手前に引かないと開かない仕組みだった。


とりあえずなんとか開けようと、ミリ単位のでっぱり部分に爪をかけて引っ張るも反応なし。

そりゃそうだ、閉まった状態では軽くロックがかかってるんだから。

そりゃ取っ手も壊れるくらいのロックだもんな。

てか、マジ出れない・・・


!!!


窓から出ればいいじゃないか!!


ってばか、そのままタイーホされるのがオチだろう。


てか、瓦状に幾数枚も重なってるタイプの窓から出られるわけがない。

割って出ようにも強化ガラスで針金も入ってる。


片腕一本犠牲にするだけじゃ済まなくなる。


これはまさかの密室状態!


もう一度試みるも開かない。


めげるな>俺!

しばらくして疲れたのでシャワーをあびながら休憩。

あ、なんか使えるものないか?

角ばってるめぼしいものはなにも・・・



排水口の蓋があるじゃないか!!


これを使って上手いこと引っ掛けて・・・・



開いた!!!!!!!


俺は喜びの余り叫んだw



脱出にかかった時間約40分・・・


アフォだな俺


でも無事に脱出出来たけど、もう遅刻は免れないが急いで家を出た。


駅について財布と定期券を忘れたことに気がついたw


今日は何やってもダメな日だったな。


まぁダメだったけど楽しかったw


そうゆう毎日が続くといいな。


じゃ、ばいちー。