今回の入院、本当は手術一週間前に入院するらしいけど、コロナの関係で手術の二週間前に入院することになった。
このために、最初の一週間はなんもすることがない。個室で動画を見たり本を読んだりするのも飽きてきて、廊下を30往復くらい歩く。(コロナの関係で病棟から出られない)
手術一週間前から、免疫抑制剤の服用が始まる。
ステロイドのせいか、顔や手が浮腫む感じがするのと声がしゃがれるが、それ以外は特になしかな。
これまた薬の内服以外はやることがないので動画を見て過ごす。いい加減飽きてきたころ手術前々日にドナーの家内が入院してきた。
手術の前日に詳しい説明が主治医医師から、また麻酔医からは麻酔の話、僕の場合は加えてICUの看護師からICUについて説明があった。
手術については大体聞いていたので、まあ新しいことはないけれど何回かサインをする。麻酔医からは麻酔薬を結構使うので心配しなくていいこと、もし痛い場合は痛み止めボタンが横にあるから、それを押すと薬が入る仕組みになっているので気にせずに押してほしいことなどの説明があった。
手術当日、朝早くに浣腸。そのごシャワーを浴びて術着に着替えて、別部屋の家内の電話をしながら部屋で待つ。
8時半。看護師が呼びに来て、家内と二人で歩いて手術室に向かう。手術室に入ると、さすがに大学病院、いくつも手術をするみたいで結構渋滞してましたね。
本人確認後に手術室に入る。以前頸椎ヘルニアの手術をした部屋と特に変わらないか。真ん中にベッドがあるのでそこに横になると、すぐに麻酔医が右手甲の血管に針を刺して麻酔の準備をし始めた。この注射結構痛かったなあ。
準備が終わると、「はい、麻酔します」の声がかかって数秒で意識を失う。
次に意識が戻った時には、右下腹部に違和感があってあとはぼーっとする状況で誰かが名前を呼んでいる。
次に気が付いた時にはICUで、立ち合いの娘が状況を見に来てくれていた。ただ、話す元気はなく手を握っただけ。
このように手術そのものは麻酔中なので全く記憶になく、逆に意外だったけど、これから怒涛のICU生活が始まった。