術後にICUに入ったのが、今から思うに夕方5時ごろ。朝9時には手術室に入ったので、8時間くらいたっているわけだ。

 

左手にシャントがあるので右手の甲と手首と右首!点滴が入っていて、しかも両足に血栓防止用のフットポンプ(空気圧でマッサージする機械)がついていて、足は曲げられないし寝返りも打てない。

 

夜の10時ごろ。口の中が気持ち悪いので看護師に伝えると水は飲めないので、口を漱ぐだけならとのことで、口を漱ぐ。

腰が痛いのがだんだん広まってあっちこっちが筋肉痛だろう。寝返りが打てればまだ楽なんだが、これが打てない。後から聞いたことだが、ICUは夜は鎮静剤が入って強制的に寝かせるらしいが、これが効かずに2時間ごとに目が覚める。この夜は本当に長かった。

 

だんだん夜が明けてくる。長い夜が明けると看護師も増えてきて腰痛を訴えると何とか横向きに寝かせてくれた。これでだいぶ楽になった。

不思議なことに、手術したところは全く痛くもなんともない。

 

朝一で主治医が診察に来てエコーで検査したかと思ったら、他の医師となんか真剣に話し出した・・・。不安。

一通りのエコー検査が終わって、主治医から「血流がわるい。血栓がある可能性がある。ファイバーをいれて血栓をとるがうまく取れなければ再手術になります」って。それ大ごとやん。

詳しく聞くと、まず首の血管からファイバーを入れて血栓が心臓に行かないように血管内に網を入れた後に、足の付け根の血管からファイバーを入れて血栓をとるらしい。

 

そんなことを朝一に言われて一気に不安になってしまって、これまた一日が長い長い。昼過ぎにまずCT室に連れていかれて(ベッドのまま、文字通り連れていかれる)造影剤をつかって撮影をして、いったんICUに帰ってくる。そのあと、ファイバー室に連れていかれて首周りを思いっきり消毒した後にシートをかぶせられ左首に麻酔をされてファイバーを挿入される。

そのあと、両足首に同じように消毒後に麻酔を打たれてファイバー挿入。痛くはないが気持ち悪い。たぶん1時間くらいで終了して血栓がある程度取れたので様子を見ることになった。

 

それから、移植腎に放射線を当てて免疫を抑える処置をして今日の処置は終わり。

昼も長かったが今夜も長いだろうなあ。とおもいつつ夜を迎えた。