昨日、アゲインRCの伊藤大三選手(Z750FX1 1100cc)に鈴鹿サーキットで、
Z1用トロコイドオイルポンプのテスト走行を行って貰いました。
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前回9月の走行時より気温が15度低いですが、走行中の油温が20℃下がりました。
トロコイドオイルポンプへの換装でオイルクーラーの冷却効率が大幅にアップした様です。
心臓移植手術は術後の相性も良く、無事退院です。

【以下はDCさんのうんちくです。】
Z1の組立式クランクシャフトには油圧は差ほど重要ではありませんが、
油圧を上げないとオイルの流量は増えません。
トロコイドオイルポンプへの交換で、油圧が2倍(40℃程度のアイドリング時)になります。
油圧が2倍になるとオイルの流量は約1.4倍になります。(ベルヌーイの定理)
ギアポンプは、高い油圧と脈動が細かい為、F1等のマルチエンジンで採用されていますが、
Z1のオイルポンプ(ギア式)は歯数が少ないので高温時の油圧低下等のデメリットだけが目立ちます。
Z1用トロコイドオイルポンプは、アイドリング時に毎分約4ℓのオイルを吐出します。
1分で循環しますが、リリーフバルブが作動する時点では6ℓ以上のオイルを吐出します。
40秒以下で一循環する計算になります。(当然オイルクーラーへも同量が流れます)
尚、リリーフバルブは2500rpm位から作動します。
Z1用トロコイドオイルポンプの一番の狙いは、シリンダーヘッドへのオイル量の増加です。
シリンダーヘッドがオイルで冷却されますとその分油温が上昇しますので、
オイルクーラーは必需品となります。
同時代のカタナ1100やCB1100Fの4バルブエンジンはトロコイドオイルポンプです。
KR1000がトロコイドオイルポンプであれば、4Vヘッドは幻で終わらなかったと思います。
以上

GPz1100Fが4Vヘッドになっていたかも・・・ですねぇ。

◎お知らせ
Z1のオイルポンプには、今まで取り上げられていない問題の箇所が有るそうです。
商品としてのZ1用トロコイドオイルポンプにはその対策が追加される事になりましたので、
今しばらくお待ちください。